20年以上も主夫をやってると、
だんだん「主婦」みたいになってくる。
買い物姿も板につき、長~い立ち話も
苦にならなくなる。
ただのおじさんではなく、おばさんの
遺伝子を半分備えた「おじおばさん」
に変身しつつあるのだ。
その証拠に男性自身は年々しょぼくれてくるが、
代わりに胸が大きくなってきた。すでに小池栄子
並のFカップなのだ。
水泳のせい? うん、それもある。
でもこの妖艶なふくらみは「おじおばさん」
に進化しつつある立派な証拠ではないか?
主夫を長くやっていると、おじさんが苦手になる。
おじさんはいつも体面を気にしている。ガードが
堅くて、なかなかうち解けない。なかには、
「○□商事元取締役」なんていう名刺を
持ち歩いている人もあるという。
なんだか、こわい。
その点、おばさんはあっけらかんとしている。
すぐうち解けて、軽口をたたき合える。
この気安さがどこから来ているのかは分からないが、
もう半分オンナを降りてしまっているためかもしれない(キャーッ)。
しかしなかには、令夫人然とした気位の高そうな
おばさんもいる。このタイプは敬して遠ざける
に如くはない。今までの経験からして、
つき合っても、ほとんど中身がないからだ。
定年を迎えようとしている、かつての企業戦士たちよ!
まずは鎧を脱ぐことだ。そして肩書きというものから
解放されることだ。身ぐるみ剥がされ、ただの個人に
戻るのは、とっても不安だろうけど、いっそサッパリもする。
体裁ばかりつくろっても、疲れるだけ。
人間なんて、そんなご大層なものじゃない。
「ぼくなんか、これだけなんですゥ」
と、丸ごと見せてしまえばいいのだ。
Take it easy!
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