2009年12月15日火曜日

機械オンチ

人間には2種類ある。文明の進歩についていける奴、いけない奴の2種類だ。
私はついていけない側の一員で、ケータイも持たない(持てない)し、デジカメも
使ったことがない。

ただパソコンは、最低でも原稿を書いたりメールを打ったりできないと顎が干上がってしまうので、必死で練習し、かろうじて使えるようになった(ワープロだけだが)。
ケータイにしろパソコンにしろ、使いこなせばこんな便利な物はないのだろうが、
使用マニュアルを数行読んだだけでもう頭が痛くなる。

「インフラストラクチャモードで無線LAN接続する場合、
モジュール側が自動的に無線LANアクセスポイントのチャネルに切り替えます。異なる
アクセスポイント間をローミングする場合は……」

これはいったいどこの国の言葉なのだ。
インフラストラクチャーモードって何だ? 
ローミングというのはどういうことだ?
どっちも日本語に置き換えられない言葉なのか?

日本語は漢字、ひらがな、カタカナの3種があるおかげで、
外国語の翻訳が容易になり、科学の進歩には大いに寄与したが、
カタカナ言葉の乱用という弊害も生んだ。

かつて、マニュアルは専門家に書かせるな、ITオンチに書かせろ、という
声が利用者の間から澎湃として起こったものだが、
いつの間にか掻き消されてしまった。

デジタル・デバイド(情報格差)はますます広がっていき、
世代間ギャップ以上のものになろうとしている。
今、デジカメの使い方を学ぼうとしているところだが、
分厚い使用マニュアルを前にして茫然としている。

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