「~ねばならぬ」という「マストmust」の好きなマジメ人間は早死にするのだそうだ。
また医者に従順な人間、健康オタク、スポーツをやりすぎる人間、
無農薬・有機食品にこだわる人間、粗食を旨とする人間、女っ気のない人間なども
長生きできないという。
要はくそマジメをやめ、明るくマイペースで、多少アバウトでちゃらんぽらんな人間が
長生きするのだという(←マジメでいい人はいつだって先に逝っちゃうもんね)。
こういう凡骨の張三李四(ちょうさんりし)みたいな人間のほうが、
マジメ人間より免疫性が高く、ウィルスやガン細胞に負けないそうだ。
銀座「カフェ・ド・ランブル」の関口一郎氏は今月26日(月)で満100歳を迎えた。
多少足と目が弱くなったとはいえ、タバコは吸うわコーヒーは飲むわ、
女っ気のあるなし(いまのところ独身です)はわからんが、すこぶる付きの元気印で、
この本『まじめは寿命を縮める 不良長寿のすすめ』(宝島社新書)の冒頭にも
〝不良長寿者〟の一例として取り上げられている。
120年と237日生き、1986年に大往生した泉重千代さんも、120歳の時に
ギネスブックの編集長に「好みの女性のタイプは?」と聞かれ、
「年上、かのう……」と涼しい顔して答え爆笑を誘ったという。
巧まざるユーモア精神も長生きの秘訣にちがいない。
身近な人で、ガンに斃れたものはいっぱいいるが、われわれの体内では、毎日1兆個の
新しい細胞が生まれると同時に、およそ3000~5000個のガン細胞も生まれるという。
それをうまく見つけだして叩き潰してくれるのが免疫系で、なかでも最前線で戦っている
のがNK(ナチュラルキラー)細胞だ。
年を取ったり精神的なストレスで落ち込んでいたりすると、NK細胞の働きは低下し、
その分、ガン細胞やウィルスの働きが活発になる。NK細胞の労働生産性を上げるには、
一にも二にもストレス解消に尽きるという。
ならばどうしたらいいのか?
答えは簡単だ。ボクみたいに「~ねばならぬ」というくそマジメな生き方にサヨナラし、
適度に運動し、医者の言うことはいいかげんに聞き流し、農薬や食品添加物入りの
菓子や野菜をガツガツ食べ、気のおけない仲間と酒を食らってゲラゲラ笑い、
たまに美食を楽しみ、いつも女たちに囲まれてる(←女を廃業したおばさんかおばあさんだろ!)
ような、華やかでいいかげんな生活を送ればいい。
著者の順天堂大学医学部教授の奥村康氏によると、
《コレステロール値の低い人は短命》と言ってるし、《コレステロール値が低いほど
ガン死亡者が多い》とも言っている。おまけにコレステロール値の低い人は
概ねネクラで、仕事もできないという。コレステロール大国の米国医学界では、
《300㎎/dl以下は放っておいて大丈夫》などと言われているそうだ。
それに血圧も、
《140以上あっても、頭痛もめまいもふらつきもなければそれでいい》
と降圧剤など飲む必要なし、と言い切っている。常時140以上あるボクなんか、
これぞ天の声とばかりに、思わず手を叩いてしまったほどだ(←悲しいほど単純なヤツ!)。
ストレスをはね返すコツは何か?
とにかく前向きで、決して絶望しないこと。ガン細胞に冒されても「なにくそ」と
ファイティングスピリッツをむき出しにするような人間は、ガン宣告を従容と受け入れた
人間に比べ、生存率に3倍以上の開きが出た、と英国の科学雑誌が報じている。
「ガンなんてぶっ飛ばしてやる」と強気になれる人間は免疫力が高まり、
ダメージが軽くなるためだそうだ。「病は気から」というが、
なるほど性格や気の持ちようは免疫活性に大きな影響を及ぼす。
ところで、男は女房を亡くすと、後を追うようにすぐ死んでしまうが、女は逆で、
《ダンナがいないほうが長生きする》のだそうだ。ダンナにつきまとわられると、
イライラするし、家事も増える。それがストレスになるから、むしろ亭主はいないほうがいい。
真に女房孝行したいのなら、早くおっちんでしまうのが一番だろう。
それにしてもこの本はおもしろい。実にためになる。
NK細胞を増やす手っとり早い方法は「よく笑うこと」だという。
アニマル浜口のおっさんは「気合いだ! 気合いだ!」といつもガハガハやってるが、
あれが免疫力を高める最良の方法なのだそうだ。奥村先生曰く。
《健康だから笑うのではない。笑うから健康になるのです》。
これは反語ではない。けだし名言だろう。
←人に弱みを見せるなんてみっともない、
弱音を吐くなんて恥だ……なんて思っている
マジメ人間は早死にするというから
気をつけましょう。兼好法師も言っている。
《おぼしきこと言わぬは腹ふくるるわざなり》と。
欲求不満をためこむとNK活性が落ちますぞ!
※注意
ここでいう「不良」とは、
《やりたいことをやって「今」を楽しみ、よく笑う、陽気な人》(著者)の意ですから、
くれぐれも誤解のないように。
また医者に従順な人間、健康オタク、スポーツをやりすぎる人間、
無農薬・有機食品にこだわる人間、粗食を旨とする人間、女っ気のない人間なども
長生きできないという。
要はくそマジメをやめ、明るくマイペースで、多少アバウトでちゃらんぽらんな人間が
長生きするのだという(←マジメでいい人はいつだって先に逝っちゃうもんね)。
こういう凡骨の張三李四(ちょうさんりし)みたいな人間のほうが、
マジメ人間より免疫性が高く、ウィルスやガン細胞に負けないそうだ。
銀座「カフェ・ド・ランブル」の関口一郎氏は今月26日(月)で満100歳を迎えた。
多少足と目が弱くなったとはいえ、タバコは吸うわコーヒーは飲むわ、
女っ気のあるなし(いまのところ独身です)はわからんが、すこぶる付きの元気印で、
この本『まじめは寿命を縮める 不良長寿のすすめ』(宝島社新書)の冒頭にも
〝不良長寿者〟の一例として取り上げられている。
120年と237日生き、1986年に大往生した泉重千代さんも、120歳の時に
ギネスブックの編集長に「好みの女性のタイプは?」と聞かれ、
「年上、かのう……」と涼しい顔して答え爆笑を誘ったという。
巧まざるユーモア精神も長生きの秘訣にちがいない。
身近な人で、ガンに斃れたものはいっぱいいるが、われわれの体内では、毎日1兆個の
新しい細胞が生まれると同時に、およそ3000~5000個のガン細胞も生まれるという。
それをうまく見つけだして叩き潰してくれるのが免疫系で、なかでも最前線で戦っている
のがNK(ナチュラルキラー)細胞だ。
年を取ったり精神的なストレスで落ち込んでいたりすると、NK細胞の働きは低下し、
その分、ガン細胞やウィルスの働きが活発になる。NK細胞の労働生産性を上げるには、
一にも二にもストレス解消に尽きるという。
ならばどうしたらいいのか?
答えは簡単だ。ボクみたいに「~ねばならぬ」というくそマジメな生き方にサヨナラし、
適度に運動し、医者の言うことはいいかげんに聞き流し、農薬や食品添加物入りの
菓子や野菜をガツガツ食べ、気のおけない仲間と酒を食らってゲラゲラ笑い、
たまに美食を楽しみ、いつも女たちに囲まれてる(←女を廃業したおばさんかおばあさんだろ!)
ような、華やかでいいかげんな生活を送ればいい。
著者の順天堂大学医学部教授の奥村康氏によると、
《コレステロール値の低い人は短命》と言ってるし、《コレステロール値が低いほど
ガン死亡者が多い》とも言っている。おまけにコレステロール値の低い人は
概ねネクラで、仕事もできないという。コレステロール大国の米国医学界では、
《300㎎/dl以下は放っておいて大丈夫》などと言われているそうだ。
それに血圧も、
《140以上あっても、頭痛もめまいもふらつきもなければそれでいい》
と降圧剤など飲む必要なし、と言い切っている。常時140以上あるボクなんか、
これぞ天の声とばかりに、思わず手を叩いてしまったほどだ(←悲しいほど単純なヤツ!)。
ストレスをはね返すコツは何か?
とにかく前向きで、決して絶望しないこと。ガン細胞に冒されても「なにくそ」と
ファイティングスピリッツをむき出しにするような人間は、ガン宣告を従容と受け入れた
人間に比べ、生存率に3倍以上の開きが出た、と英国の科学雑誌が報じている。
「ガンなんてぶっ飛ばしてやる」と強気になれる人間は免疫力が高まり、
ダメージが軽くなるためだそうだ。「病は気から」というが、
なるほど性格や気の持ちようは免疫活性に大きな影響を及ぼす。
ところで、男は女房を亡くすと、後を追うようにすぐ死んでしまうが、女は逆で、
《ダンナがいないほうが長生きする》のだそうだ。ダンナにつきまとわられると、
イライラするし、家事も増える。それがストレスになるから、むしろ亭主はいないほうがいい。
真に女房孝行したいのなら、早くおっちんでしまうのが一番だろう。
それにしてもこの本はおもしろい。実にためになる。
NK細胞を増やす手っとり早い方法は「よく笑うこと」だという。
アニマル浜口のおっさんは「気合いだ! 気合いだ!」といつもガハガハやってるが、
あれが免疫力を高める最良の方法なのだそうだ。奥村先生曰く。
《健康だから笑うのではない。笑うから健康になるのです》。
これは反語ではない。けだし名言だろう。
←人に弱みを見せるなんてみっともない、
弱音を吐くなんて恥だ……なんて思っている
マジメ人間は早死にするというから
気をつけましょう。兼好法師も言っている。
《おぼしきこと言わぬは腹ふくるるわざなり》と。
欲求不満をためこむとNK活性が落ちますぞ!
※注意
ここでいう「不良」とは、
《やりたいことをやって「今」を楽しみ、よく笑う、陽気な人》(著者)の意ですから、
くれぐれも誤解のないように。