コーヒー生豆を10年以上寝かせる、といえば銀座のランブルが本家本元だが、
店主の関口一郎氏が音楽を聴かせながら熟成させている、
という話は寡聞にして知らない。
「日本音楽熟成協会」というのがあって、食品などの熟成過程で音楽をかけてやると、
糖度やうま味がアップするという。「音楽熟成」というのだそうだ。
たとえばバナナを室(ムロ)に入れ熟成させる際にモーツァルトの曲を流す。
するとバナナの糖度が上がり、おどろくほど美味なバナナになるという。
名づけて「モーツァルトバナナ」。
モーツァルトの曲には800ヘルツ以上の高周波とゆらぎの音がたくさん含まれ、
あらゆるものの分子を活性化する作用があるという。
そういえば牛の乳を搾る時、モーツァルトをかけてやると乳の出がよくなる
という話を聞いたことがある。
音楽熟成はあらゆるところに応用され、ワインの熟成はもちろんのこと、
工場作業員のストレス解消や事故率低下、
客の入りの悪い店の集客力アップなどにも効果を発揮するという。
女房に聞いたら、先日訪れた佐渡島の黒イチジク(フランス原産)も
モーツァルトを流し熟成させているという。モーツァルトを流すと、
ねっとりとした食感と濃厚な甘みが増すらしい。
群馬・高崎の大和屋が「石蔵熟成珈琲」という炭火焙煎コーヒーを売り出した。
まだ飲んではいないが、大谷石を積んだ石蔵の中で1年間生豆をエイジング、
もちろん豆にはモーツァルトを聴かせている。大谷石は遠赤外線の放出量が多く、
食品に含まれる水の分子を活性化させる働きがあるという。
わが家も女房が身ごもった時、モーツァルト(主に後期の交響曲40番と41番)
を聴かせてやったことがある。乳の出をよくするためと胎教のためである。
しかしその後は、エリック・ドルフィーやチャーリー・ミンガスといった
前衛ジャズばかりかけて聴かせた。そのおかげなのかどうか、
娘たちの熟成はいくぶん過剰に進んでしまったようだ。
コーヒーにモーツァルトはぴったりかもしれないが、ワインの熟成には
ぜひとも浪花節を聴かせてやってほしい。ワインは良質な渋みが命。
渋みといったらなんてったって浪花節が一番だろう。
「広沢虎造熟成ワイン」とか「玉川勝太郎長熟ワイン」なんてものがあったら
すぐにも買って飲んでみたい。
いま、わが家にはコーヒー生豆が10キロある。懇意の友人からの
還暦プレゼントである。それにしても10キロとは(呆然)……。
一部は煎って、残りは熟成させてみよう。
この際だから、モーツァルトよりもボクの歌を聴かせながら熟成させてやりたい。
というわけで、毎日、生豆を前にギターをかき鳴らしながら歌っている。
家人は迷惑がっているが、豆たちは喜んでいるようだ。
※来年は辰年でボクは年男。モーツァルトにたよらずとも熟成が進み、
ほどよく渋みも増してきている。
さぞ女性にもてる年になるだろう。←バカは死ななきゃ……
孔門十哲の1人子貢は孔子の死後、6年間喪に服したという。
今年は震災もあったし母も死んだ。子貢のマネはできそうにないが、
せめて「服喪三年」の気持ちだけは忘れずにいたい。
というわけで、ご無礼ながら皆々様への年末年始のご挨拶は遠慮させていただきます。
店主の関口一郎氏が音楽を聴かせながら熟成させている、
という話は寡聞にして知らない。
「日本音楽熟成協会」というのがあって、食品などの熟成過程で音楽をかけてやると、
糖度やうま味がアップするという。「音楽熟成」というのだそうだ。
たとえばバナナを室(ムロ)に入れ熟成させる際にモーツァルトの曲を流す。
するとバナナの糖度が上がり、おどろくほど美味なバナナになるという。
名づけて「モーツァルトバナナ」。
モーツァルトの曲には800ヘルツ以上の高周波とゆらぎの音がたくさん含まれ、
あらゆるものの分子を活性化する作用があるという。
そういえば牛の乳を搾る時、モーツァルトをかけてやると乳の出がよくなる
という話を聞いたことがある。
音楽熟成はあらゆるところに応用され、ワインの熟成はもちろんのこと、
工場作業員のストレス解消や事故率低下、
客の入りの悪い店の集客力アップなどにも効果を発揮するという。
女房に聞いたら、先日訪れた佐渡島の黒イチジク(フランス原産)も
モーツァルトを流し熟成させているという。モーツァルトを流すと、
ねっとりとした食感と濃厚な甘みが増すらしい。
群馬・高崎の大和屋が「石蔵熟成珈琲」という炭火焙煎コーヒーを売り出した。
まだ飲んではいないが、大谷石を積んだ石蔵の中で1年間生豆をエイジング、
もちろん豆にはモーツァルトを聴かせている。大谷石は遠赤外線の放出量が多く、
食品に含まれる水の分子を活性化させる働きがあるという。
わが家も女房が身ごもった時、モーツァルト(主に後期の交響曲40番と41番)
を聴かせてやったことがある。乳の出をよくするためと胎教のためである。
しかしその後は、エリック・ドルフィーやチャーリー・ミンガスといった
前衛ジャズばかりかけて聴かせた。そのおかげなのかどうか、
娘たちの熟成はいくぶん過剰に進んでしまったようだ。
コーヒーにモーツァルトはぴったりかもしれないが、ワインの熟成には
ぜひとも浪花節を聴かせてやってほしい。ワインは良質な渋みが命。
渋みといったらなんてったって浪花節が一番だろう。
「広沢虎造熟成ワイン」とか「玉川勝太郎長熟ワイン」なんてものがあったら
すぐにも買って飲んでみたい。
いま、わが家にはコーヒー生豆が10キロある。懇意の友人からの
還暦プレゼントである。それにしても10キロとは(呆然)……。
一部は煎って、残りは熟成させてみよう。
この際だから、モーツァルトよりもボクの歌を聴かせながら熟成させてやりたい。
というわけで、毎日、生豆を前にギターをかき鳴らしながら歌っている。
家人は迷惑がっているが、豆たちは喜んでいるようだ。
※来年は辰年でボクは年男。モーツァルトにたよらずとも熟成が進み、
ほどよく渋みも増してきている。
さぞ女性にもてる年になるだろう。←バカは死ななきゃ……
孔門十哲の1人子貢は孔子の死後、6年間喪に服したという。
今年は震災もあったし母も死んだ。子貢のマネはできそうにないが、
せめて「服喪三年」の気持ちだけは忘れずにいたい。
というわけで、ご無礼ながら皆々様への年末年始のご挨拶は遠慮させていただきます。