2010年2月15日月曜日

偶然と必然

物の本によると、人間の身体は約60億個の細胞でできているという。
だけど、いちばん最初は、たった1つの受精卵だった。

男の精巣で一生涯につくられる精子の数は、
約1兆個(←僕はもうあがっていて、最後に白い煙が出た)。
一方、女性は約400個の卵子を排出するという(←最後に赤い玉が出る)。

つまり400兆通りの組み合わせが可能というわけで、
あなたや僕は、およそ400兆分の1の「偶然」で生まれ出たということになる。

さらに、あなたの両親が出会って結婚する確率や、
そのまた両親が出会う確率、この宇宙が生まれる確率、
宇宙に地球が生まれる確率、地球にヒトという種が生まれる
確率などを計算すると、0.0000000000000000……というような数値になる。
だから自分の誕生も決して偶然などではなく、
どこか運命じみた「必然」のような気がしてくる。

もう死にたい、なんて弱音を吐いてるそこのあなた! ホラ、あなたですよ。
あなたはほとんど奇跡的な確率でこの宇宙に生まれたのですぞ。
生きていれば、苦しいこと悲しいこと、いろいろあるのはわかります。
でもね、どれもみな、怖ろしいほど低い確率で生まれた
かけがえのない命なんだ。
その命を、あんまり粗末にしないでくれ。

ほとんど「無」から生まれた命、ということをツラツラ考えると、
自分という存在は、何か大いなるものの意志で「生かされてる」
という感じさえする。そこに自然と何事かを畏怖する気持ち、
敬虔な気持ちが芽生えてくる。ごくプリミティブな宗教心というものは、
おそらくそんなところから生まれてくるのだろう。

ずいぶん道学者ぶった言い方になってしまったけど、
自分がこの世に生を受けた確率を考えると、
申しわけないくらい謙虚な気持ちにならざるを得ない。

ところで、「腰パン」問題で、総スカン食ったスノボの国母選手よ!
「反省してまーす」と語尾を思いきり引っぱっちゃったのがまずかったな。
あれで、日本中の良識派を敵に回しちゃった。
反省にちょっとばかり「謙虚さ」が足りなかったようだね。
帰国しても、しばらくはテレビや週刊誌におっかけ回されることだろう。
だから、せめて結果を出して見返してやることだ。
「ザマミロ!」ってね。

せいぜい期待してまーす! あれっ?

2 件のコメント:

なごり雪 さんのコメント...

シマナカ・ロウさま

同じ生意気な若造でも、
可愛げのあるヤツと無いヤツ、
私はどっち?

アッ、それ以前に若造じゃねーや。

大人をナメちゃいけません。(ブッとばす)

若い時に叩かれるって、
決して悪いコトじゃないですよね?
だってオレ、こんなリッパな大人になれましたモン。

小野ちんでした。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

なごり雪様
コメントありがとさん。
大兄の半ケツ姿を一度見たい気もするけど、
やっぱ身体に悪そうだからやめとくわ。
可愛げがあるかってか? ウーン、添い寝を
したいとは思わんけど、カワユイとは思う。
エノキも可愛いし……。ウヒヒ。