2012年6月17日日曜日

負のスパイラル

60肩などというマヌケな老化現象のおかげで、
夜も眠れないほどの痛みに襲われている。
もちろん水泳もキャッチボールもしばらくはお休みだ。

運動せずに食っちゃァ寝ェ、食っちゃァ寝ェしていると、
「ナイシトール」のCMに出てくるメタボッ腹のおっさんみたいに
変わり果てた姿になってしまう。ボクは母親に似て、
油断するとすぐデブになってしまう体質なのだ。

昔はガリガリに痩せていた。高校時代は177センチの身長で、
体重が57キロ。大学時代は身長は変わらず体重がやや増えて63キロ。
あの頃の写真を見ると、全体にほっそりしていて、どこか弱々しい。

体重が目立って増え始めたのは30歳で結婚してからだ。
MAXは89キロまでいき、屈んでも腹がじゃまして靴下が履けなかった。
階段の上り降りをするたびにゼーゼーと荒い息をした。
顔もむくんだようにふくらんで、写真を撮ると前科10犯くらいの
凶悪犯を彷彿させた。

いまはいくぶん痩せたものの、それでも82キロ。
理想体重の70キロまでははるかに遠い道のりだ。
毎日酒を飲み、腹一杯めしを食べ、一日中テレビの前でゴロゴロしていれば、
そう簡単には痩せてくれない。おまけにビールのうまい季節の到来だ。

ハードな運動をやっていた頃はクリスティアーノ・ロナウドみたいに
割れ腹筋が自慢だった。いまはその面影すらなく、
わずかに残る腹筋らしきものも、内臓脂肪の奥深くにお隠れあそばしている。
「オーイ、腹筋ちゃんやーい! たまには顔を出してくれィ!」
呼べど応えず……なんだかとても切ない。

薄着の季節になって、このナイシトールのお腹じゃあ、
おちおち外出もできやしない。
先日、仲のいい奥さんMとすれ違ったら、彼女曰く、
「そのお腹さえなけりゃねェ(笑)……カッコいいのに」
はっきり言われた。ショックである。

なんとかしなけりゃ、と焦るのだが、
60肩でままならず、ついヤケ酒を飲んでしまう。
飲めばまたお腹が出っ張り、その醜さにまたまた絶望し
酒を飲む……←ずっとやってなさい!

クリスティアーノ・ロナウドがどんどん遠くなっていく。






4 件のコメント:

Nick's Bar さんのコメント...

ROUさん、

こんにちは。


何はさて置き、「ロナウドが遠くなっていく」って、最初から近づいたことがないんだから・・・・・・


それはさて置き、週末にはビールでもいかが?

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

NICK様

これだもんね。

ボクがロナウドに戻ろうとすると、
いつだってジャマが入る。

いくら意志堅固なボクでも、
これだけ誘惑分子に囲まれていると、
初志貫徹はなかなかむずかしい。

それに誘惑分子は最初からナイシトールのおっさんばかりだから、クリスティアーノ・ロナウドもへちまもなく、割れ腹筋など望むべくもない。

ミスターNICKは、あの世紀末的な出っ腹で、
1600㏄の大型ハーレーに跨り、
ほんの目の前の酒屋に、わざわざビールを買いに行く。

美意識が欠落しているのか、
おのれの醜さに気づいていないようなのだ。
哀れである。

ま、それはさておき、誘いを断るのは
ボクの主義に反するので、
ちょっくら行ってみる?

Nick's Bar さんのコメント...

ROUさん、

「戻る」というのは、そのような事実がかつてあったという客観的な記録があって、初めて認識されるものであります。したがって「あの頃は、身長はこれこれで、体重は何々であったから、ロナウドのようであった(に違いない)」という希望的観測と比較できるものではないのであります。

誘惑分子とカウントされるのは一向に構いませんが「類は朋を呼ぶ」の例えありでございます。お忘れなく。

所詮「趣味」というのは本人以外には果たして理解されざるものでして、たかがといわれようが、乗りたい時は乗ることにしとります。

美意識にの押し付けは精神的ファッショでございますよ。(朝〇新聞がお得意ですが)

とまぁ、それはさて置き、土曜の夕刻ですかね?ご連絡申し上げます。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

NICK様

失礼な。客観的記録はありますとも。
女房が知ってます(笑)。

それと水泳仲間のおばさんたち
もボクの無実を証言してくれます(たぶん)。

希望的観測などと誹謗されるのは
不本意であります。

ウソだと思うのなら、
あと1ヵ月待ってください。
きっとロナウドに戻ってみせます。

戻ったら、そっと見せてあげます。
さわらせてやってもいい。