2012年2月9日木曜日

どっちが夷狄だよ

「華夷秩序」というのがある。
簡単に言うと、中華思想をベースにした勢力均衡のことだ。

古代東アジアでは中華(漢民族)の周辺に夷狄戎蛮がいて、
中国を宗主国として崇め朝貢をしていた。
中国は「子分になるなら王として認めてやってもいいぞ」
とばかりに親分風を吹かし、お返しに貢ぎ物に倍する賞賜を与えた。
冊封(さくほう)制度ともいったが、こうやって中国を中心とした
バランス・オブ・パワーが保たれていたのである。

この華夷思想のおもしろいところは、文明の中心地である中国
から離れれば離れるほど野蛮になっていくという考え方だ。
だから東夷と称された朝鮮と日本では、中国に近い分だけ朝鮮の
ほうが開明度が上、という理屈になる。

中国が「親」なら朝鮮は「兄」で、東海の果ての日本は不肖の「弟」だ。
おバカで野蛮な弟分の日本に、文化文明の何から何まで、手とり足とり
教えてやったのに、あろうことか「兄」の国を併合し、恩を仇で返した。
韓の国の人たちは、二言目にはこういって恨みがましい顔をする。

中国に対しては顔色をうかがい、ひたすら事大主義的だった朝鮮は、
この華夷思想にどっぷり浸かっていて、何かというと日本を「格下」に
見たがる傾向があった。いや、今もあるだろう。

しかし日本は朝鮮なんかとはまるで違う。なんといっても、
《日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや》
とする国書を隋の皇帝に送りつけた国である。
ハナから中国の子分だなんて意識はない。

話は変わるが、昨年韓国の李大統領が来日した際、
無礼千万にも従軍慰安婦(この言葉自体存在しない)問題を持ち出してきて、
「日本が補償しないと第2、第3の慰安婦像が建つぞ」と脅した。

首脳会談で臍下三寸の話を持ち出すこと自体が異例だし、
だいいち外交儀礼に著しく反している。
脅しあげて金をゆする手口は北とまったく同じである。
おそらく(華夷の序列では)格下の日本には何を言ってもかまわない、
とでも思っているのだろう。

その恫喝に対して野田総理が反駁したという話は聞かない。
もしもボクが総理なら、こんなふうに受けてやる。
「じゃあ聞くけど、あんたんとこの軍隊は、あのベトナム戦争時、
現地女性との間に混血児をいっぱいつくったと聞いてるぞ。
その事実を歴史教科書に載せ、子供たちに教えているんだろうね? 
第2、第3の少女像を建てるだ? ああ、けっこうだね。
どんどん建ててくれ。景気よく千個、万個と建ててくれりゃあ、
あんたの国が売春婦の国だってことが世界中に知れわたり、
大いに面目をほどこすことだろうよ」

1960~70年代のベトナム戦争の頃、韓国軍は約10年にわたって
延べ31万人の軍隊を派遣した。その結果、韓国のマスコミ報道によると
推定5000~7000人の混血児をベトナムに置き去りにしてきたという。
日本の歴史教科書に従軍慰安婦のことを記述せよといいながら、
自国軍隊のハレンチ行為には平気な顔して頬っかむりなのだ。
そいつァ通りませんぜ、李さんよ。

これもみな韓流ドラマや整形好きと根っこは同じ。
中国と同じ穴のムジナで、ウソで固めた国なのだ。
某歴史家曰く、
《わが国にとって歴史とはヒストリーである。
支那にとって歴史とはプロパガンダ(←北京五輪の開会式を見よ!)である。
そして韓国朝鮮にとって歴史とは、ファンタジーである》


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

勞さん

日本を無礼にも東夷と呼んだ中国、全く頭にきますね。自分を世界の真ん中の中国とは良く言いますよ。その点日出ずる国の日本は同じ
中国でも天国と地獄の真ん中のナカツクニと
慎ましく呼ぶ優しい国です。

かの国は王朝が代わる度にそれまでの歴史を全否定。それに引き代え我が国は綿々と一つの王朝、一つの民族、一つの言語で世界に冠たる
歴史を有する国です。我が家の長女が今後生活し、仕事をする外国に出立する時にこれから
お世話になる国の人に日本はどんな国と問われたら「"One Dynasty,One Race,
One Languageの国」と英語で言えるように
覚えて行きなさいと餞別の言葉をあげ、送りだしたものです。

別に偉くは有りませんが小輩は皇紀2600年の
1940年生まれで、日本が大好きな男です。
中国・韓国・ロシアに言われ放題の政府、もっとしっかりしてくれよ!!!!

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様

皇紀2600年生まれですか。
拙著『コーヒーの鬼がゆく』の
主人公、標交紀さんと同い年ですね。

それに辰年ですからボクとも同じです。
道理で考え方が似てると思った(笑)。

娘さんへの餞別の言葉、いいですねえ。
ついでに日本の天皇家の血筋は125代も
続いているんだ、ということをぜひ添えてほしいですね。

それがどんなに素晴らしいことか、
匿名さんはわかってくれますよね。

胡塞齋 さんのコメント...

半年くらい前にこんな駄文でちょっと触れましたが、支那の教科書には日本国は存在せず、フォッサマグナを境に西側が東海省、東側が倭人自治区と書かれているそうです。ですが、習ナニガシとかいう国家のトップにいるオッサンは、我が国の天皇に拝謁するために必死になったという話を聞きます。彼の国の国家主席になる条件のひとつに日本国の天皇に拝謁したという実績が必要だからだそうです。要するに、彼の国は4千年だか5千年だかの歴史を誇示していながら、約2700年続く我が国の天皇家に限りなき尊厳を認め、畏敬の念をお持ちになられている国家らしいです。
ウヨクではなくアイコクシャの愚生ですので、天皇家の為に我が命を差し出す気持ちは全くありませんが、天皇家は人類の歴史において唯一無二の紀元前に始まり現存する王家です。天皇家を世界遺産として申請すべしと、とある代議士先生に申し上げたところ、「オマエ、バカ?」みたいな対応をされましたので、その後、ソヤツの支援をやめました。
・・と盆栽村の一角で「街角の隠居・胡塞齋」は今でも咆えておりますこと、ご報告。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

胡塞齋様

天皇家を世界遺産に!
しかしその天皇家にも、
125代の血を少しもありがたがらない
女性がおります。

天皇がやさしく、
《国民はみな、あなたたち二人に
お世継ぎを期待していますよ》という
趣旨の言葉をかけられたら、
雅子妃殿下は言下に、
《そんなことを言う人は私の周りには
誰もいません》
と言い放ったのです。
陛下はたいそう驚かれ、
その場は凍りついたといいます。

まさにインテリ女の浅ましさが
一気に吹きだした感があります。
とんでもない嫁さんをもらっちゃいました。

さて胡塞齋閣下はすでに草莽に隠れ、
盆栽老人と化したそうな。それでも
相変わらずの毒言毒語。

これからも盆栽村の片隅から
大いに気を吐いてくださいね。