2011年1月23日日曜日

雪隠づめ

昨日から泊まっているフランス人留学生のAlexiaは、
日本に来てから半年以上、トイレのウォシュレットを
使わなかった。

いや使えなかった、といったほうが正確だろう。
お尻をお湯が洗ってくれる、というシステムを
そもそも知らなかったのだ。

どうやって使うのか「聞くのも恥ずかしかった」というAlexia.
花も恥じらう、うら若き娘であれば当然のことだろう。
で、わが家に来て初めて、女房から懇切丁寧な指導を受け、
世の中には「こんな便利な物があるのか……」と感激したという。

日本に来る留学生たちは、皆そろってお尻を洗ってくれる
ウォシュレットに驚き、そして感動し、科学立国ニッポンの
底力を思い知るという。←少し大げさか(笑)

どうしてこんな便利な物が外国にないのかというと、
日本の水は軟水だけど、外国の水は多く硬水のため、
細いノズル部分がカルシウム分で詰まってしまうのだという。

Alexiaは2週間後にいよいよ帰国する。
日本が好きで、日本の草食系男子が大好きで、
「日本にずっといたい」と半べそをかきながら訴えるAlexiaだが、
それは叶わぬことなので、せめて半日ばかり雪隠づめになって、
ウォシュレットのありがたみをしみじみ胸、
ではなくその桃尻に刻みこんでいってほしいと思う。

ちょっぴり天然ちゃんで、甘えん坊で、
どっちかというと畸人変人の部類に属するけど、
礼儀正しいとってもよい子。
Alexiaと尻合えて?ほんとうによかった。


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

フランスのお嬢さんがウオシュレットを知らなかったとはね! 使う場所が前と後ろで違っても彼女のお国にはビデが有ったと思いますがどうでしょうか。

”知らなかったの!?”なんて偉そうに言いましたが、正直に告白すれば 生まれて初めてビデと対面した時に単にToiletと思って
シャーとやってしまいました!!!

間もなくお嬢さんとオーボワーですが日本贔屓を一人増やして下さって嬉しいです。草の根外交益々ご活躍下さい。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様
実家の老母もウォシュレットを使いません。
機械という機械?はすべてダメなのです。
お年寄りこそ使ってほしいのに、
と兄嫁がこぼしていました。

一度、匿名さんのように、
顔にシャーッとやってしまったようで、
それ以来、ウォシュレットに怯える
ようになってしまったんです。

それにしても、日本人というのは
痒いところにまで手がとどくような
サービスが得意ですね。
すばらしい才能だと思います。 

匿名 さんのコメント...

確かに日本は手の届くようなサービスが得意かもしれません。便利この上ないかも知りませんが時には”うるさい”と思う事もしばしばです。駅構内・車中のアナウンスや電光掲示板等が極々僅かな例です。幼稚園の生徒に諭すように”ああしなさい、こうしなさい”では思考能力欠如に繋がると言ったら言い過ぎですか?  

家電等身近な機械もOver Engineering気味
ではありませんか? メーカーは付加価値による便利の押し売りです。これは価格をアップする爲の悪巧み(?)かも。最近日本は海外市場でも日本市場でも韓国等に負けていますね。その原因の一つがOver Engineeringによる価格アップで価格競争に負けているとも言われています。味も素っ気も無い機能重視もどうかとも思われますが消費者のニーズ以上のものを提供する必要は何処にあるのでしょうか?



 

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様
たしかにおっしゃるとおり。
日本製のものはややサービスが過剰
かもしれませんね。

機械オンチのボクなんか、
たぶんパソコンの1000分の1の
機能しか生かしてないと思います。

分厚いマニュアル本を読んでると、
だんだん怒りがこみ上げてきます。
製作者の独り善がりのところは
たしかにありますね。