昨夜から、中国人留学生をあずかっている。
山西省生まれで、上海外国語大学に通い、
1年間早稲田大学で日本語や日本文学を学ぶのだという。
昨日は朝から叔父の葬式で、秩父から帰ってきた時はもう暗かった。
葬式というものは心身ともに疲れるもので、感傷的になっている分、
よけい疲れも増している。
(どんな子だろう……)
帰りの車を運転しながら、留学生のことをあれこれ想像していた。
ブログに何度も書いているように、ボクは中国ぎらいを公言している。
坊主憎けりゃ、で実は中国人にもあまり好感を抱いていない。
銀座あたりを歩いていて、周りから中国人観光客の騒々しいしゃべり声が
聞こえてくると、ひどく不機嫌になってしまうのが常で、中国人が
日本の不動産を買い漁っている、などというニュースを耳にすると、
ほとんど血が頭にのぼってしまう。
日本に来る留学生の6割は中国人で、アメリカも同じような状況だという。
今やどの国にも洪水のように中国人が押し寄せているのである。
「ただいまァ……」
力なく帰宅を告げたボクは、トボトボした足取りで、ふと台所をのぞいてみた。
すると女房と留学生が肩を寄せ合うようにして何やら料理を作っている。
ふり向いた留学生はやや緊張した面持ちながら笑顔で挨拶した。
「初めまして。◎△です。お世話になります」
「…………(ポカンとしてる)」
グラマーな美人だった。
途端に腰くだけになってしまったボクは、
いっぺんに中国人が好きになってしまいそうな予感におそわれた。
と同時に、今年も「トホホな1年」になるだろうと確信した。
(つづく)
2 件のコメント:
ROUさん、
こんにちは。
相変わらず、正直なお方だと思います。
私も遊びに行こうかな。
NICK様
おはようございます。
お褒め?にあずかって恐縮です。
でも助平なおやじは出入り禁止。
Don't disturb! であります。
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