2013年10月5日土曜日

似非ジャーナリストの良心

ボクは左翼がきらいだ(←昔は左翼だったくせに偉っらそうに)。
特に日本の悪口ばかり言っている反日左翼の連中を
蛇蝎(だかつ)のごとくきらっている。朝日・毎日新聞はそうした左翼を生む温床で、
TBSやテレビ朝日に出てくるニュースキャスターなどもその手合いといっていい。
『Nステ』の元メインキャスターの久米宏や『ニュース23』の筑紫哲也などが、
まさにその典型だった。

あの軽忽極まる久米宏などは雑魚だからこの際無視するが、筑紫は違う。
〝ジャーナリストの良心〟みたいな顔をして、ウソを垂れ流していた。
筑紫は北朝鮮の礼讃者だった。「北朝鮮はすばらしいところです」という内容の
日本人妻(北鮮在住)のビデオを、何の論評もなく垂れ流すような男だった。

(あの筑紫キャスターが言ってるんだから、北朝鮮が地獄だなんてウソだろ?)
誰もがこう思った。こうした無責任な報道がどれほど拉致被害者の救済を
遅らせたことか。たとえウソでも彼は「報道の自由だから」と強弁するのだろうか。

亡くなってしまった人間を貶めるのはもとよりボクの趣味ではないけれど、
彼がジャーナリストの風上にもおけない人間だ、
ということは言っておかなくてはならない。

ボクは30代の初め、取材でジャマイカに飛んだ。
そこである日本人男性と会った。いまはすっかり有名になってしまったが、
当時はまだ無名で、家族と共に首都キングストンに住んでいた。
実名を出すと差し障りがあるので、仮にK君としておこう。
ボクはK君と夜が更けるまで話をした。

K君は18歳で日本を飛び出し、ジャマイカに来る前はエルサルバドルで暮らしていた。
エルサルバドルといえば1980~1992年まで壮絶な内戦が繰り広げられていた国だ。
極右と左翼ゲリラとの戦いで、米ソ冷戦の代理戦争みたいな趣きさえあった。
街には死体がゴロゴロ転がっていて(内戦の死者は12年間で7万5000人)、
K君は何度も銃を向けられ、実際に機関銃で撃たれたこともあった。

そんな折、日本の報道番組の取材陣がサルバドルを訪れた。
筑紫哲也の率いる『ニュース23』のご一行様だ。筑紫はK君に言った。
「内戦の実情を取材したい。ついては通訳兼コーディネーターをお願いしたい」
金のないK君にとってはもってこいのアルバイトだった。
で、さっそく一行を引き連れゲリラ戦の前線へと1週間の取材旅行に出かけた。

ある村に難民キャンプに入るのを拒否している家族があるという。
さっそく取材してみよう、ということで現地に向かった。危険地帯なので、
赤十字の旗を掲げながら恐る恐る村に入っていった。幸い、銃撃戦もなく、
ぶじ取材を終えることができた。しかし、筑紫とそのスタッフはなぜか不満そうだった。
聞けば、派手なドンパチがないから〝画〟としてつまらないというのだ。

「で、彼(筑紫)はボクにこう言うんです。Kさん、すまないけど、まさに内戦状態
で取材を敢行しているという映像を撮りたいんで、硝煙弾雨の雰囲気をつくって
もらえないだろうか……」
K君は口あんぐりだった。でも従わないとギャラを取りっぱぐれるので、
しかたなくあちこち火を燃やして戦場のような雰囲気をつくり、
パンパンと銃弾を発射(K君は銃を携行していた)したりして、
血なまぐさい「戦場風景」の撮影に協力した。

これが〝ジャーナリストの良心〟といわれた男の正体である。
むしろ〝似非ジャーナリストの良心〟と言い替えたほうがいいかもしれない。

筑紫哲也は昭和10年(1935)の生まれだ。この時代の人間は
小さい頃から国民学校(小学校とは呼ばなかった)に通い、
大きくなったら天皇陛下のために死ぬような立派な国民になれ!」
と教えられた。そして昭和20年の敗戦を迎えると、こんどは
「これまで教えたことは全部忘れましょう。アメリカ軍が来たらハローと言いましょう
と〝真逆〟のことを言われたのだから、国家に対して不信感を抱くのも当然だろう。

しかし、だからといって「ウソを報道していい」ということにはならないし、
興味本位の〝やらせ〟で内戦レポートをでっち上げてもいい、
ということにはならない。

筑紫が共産主義に傾いていった事情は心情的には分かるが、
旧ソ連や北朝鮮、共産中国が「地上の楽園」でないことは一目瞭然だろう。

共産主義はおそらく新興のカルト宗教みたいなもので、
久米も筑紫もその熱烈な信者なのだろう。
信仰心のあつい人間に対して合理的に説得するのはむずかしい。
コミュニズムの「善」を信じ、ある面マインドコントロールされている彼らは、
いくらそのインチキ性を証明してやってもまるで聞く耳をもたないからだ。
朝日・毎日新聞の愛読者たちもおそらく同類だろう。
彼らは、聖典と仰ぐ「平和憲法」とハナから抱き合い心中するつもりなのだ。
愚かなりコミュニスト、危うきかな平和主義。


※付録「好きな言葉」
《20歳までに左翼に傾倒しないものは情熱が足りない。
20歳をすぎてなお左翼に傾倒しているものは知能が足りない》
(ウィンストン・チャーチル)





←反日ジャーナリストの代表・筑紫哲也。
この善良そうな顔にみなコロッとだまされてしまう。
筑紫は実は在日という説もある

6 件のコメント:

木蘭 さんのコメント...

しまふくろさま、こんにちは。(*^^*)

昨日2ℓのペットボトル20本が入ったカゴを持ち上げようとして~体がきしむ音を初めて聞いて恐れをなしてしまった、心弱い木蘭でございます。(笑)

しまふくろうさまはまだぎっくり腰が完治されていないとか。(>_<)

早くよくなりますように。


筑紫さん。
みんなが死に物狂いで「生きよう」としている人たちの国にいて、よくそんなことをさせたものですね。

もっと激しい画像がほしいなら、
自分だけドンパチやっているところへ行けばよかったんです。


穏やかそうな顔をしていて、
内面では正しいことをまげてまでも体面をたもとうとするずるい生命。
これは仏教でいう修羅界です。


やはり人間は、
おてんとうさまに恥ずかしくない生き方をしなければいけませんね。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

レンコンさん、いや違った木蘭様

おこしやす。
いま、夕食を食べ終わったところです(pm6:10)。わが家は昼食が11:30、夕食が6:00と、けっこう早いんです。今日の夕食はカビの生えかけたニョッキ。カミさんは絶対食べたくないと言ってましたが、さいわい実家に帰ってしまい、残された長女はそのことを知らないので、黙って食べさせてしまいました。

カビガ生えてるとうまいです。
長女も鈍感だからうまいうまいと完食しました。うるさい女房がいないと楽チンです。

さて筑紫哲也のことですが、
ボクもこの話を聞いた時はわが耳を疑いました。実は骨っぽい筑紫のファンだったのです。

これは正真正銘の事実です。
たぶんTBSに限らず、どこの局でもやっている
〝やらせ〟だと思われます。

お天道様に恥ずかしくない生き方ですか。
さっきカビの生えたニョッキを知らん顔して娘に食べさせてしまいました。これって「減点」
でしょうか? 

ボクの〝恥ずかしい〟とレンコンさんの
〝恥ずかしい〟は少しズレているかも
しれません。

やっぱニョッキはカビ付きに限ります。
レンコン(しつこいな)さんにも
食べさせてあげたいな。

木蘭 さんのコメント...

しまふくろうさま、こんばんは。(*^^*)

「ニョッキ」がいかなるものなのかを知らず、
つい「ムーミン」に出てくる「にょろにょろ」を想像してしまったレンコン・・・いえ、木蘭でございます。(笑)


食べ物を粗末にしてはなりません。

幸いなことに、ちっとやそっとでは壊れることのない丈夫な胃腸を親から譲り受けておりますので、ご馳走になりましょう。(笑)


今月から少しずつ、大掃除が始まっています。

今日は一番大きなお堂が終わりました。

でもあと9か所、大掃除があるので、
土日は毎週のようにどこかの大掃除をすることとなります。


今夜はすでに眠いです。(笑)

でも今日中に書いておきたいお塔婆が20本ほどあるので、
もう少し頑張ってみます。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

木蘭様

おはようございます。

毎週大掃除をやられているとのこと、
これは年末の大掃除の前倒しでしょうか?
お堂がいっぱいあって、数カ月前から
やっておかないと間に合わない、ということ
なのでしょうか?

大変ですね。でも身体を動かすって、気持ちが
いいですよね。ボクは膝と腰を痛めているから、水泳もキャッチボールもしばしのお休み。
身体ではなく、ない頭を絞って原稿書きに
専念しております。実に不健康な生活であります。

もともと肉体派ですから、カラダを動かし汗をいっぱいかくというのが好きなんです。

卒塔婆も書いているんですね。
ボクみたいな金釘流では成仏できませんね。
木蘭さんは達筆だから、ホトケ様も浮かばれます。

しっかり睡眠をとって、
あまり無理しないようにしてください。
今朝は心優しいシマフクロウであります。

言霊師・胡塞齋 さんのコメント...

10年ほど前、「日本人を愚民にした7人の戦犯」という本を書こうと思ったことがあります。(実は「○○が言っていた」というタイトルでその予告編のようなことを書いておりましたが)気がついたらその人数が膨れ上がり、それでいて書く能力が欠落している愚生ですので、ほぼ骨子を作っただけで頓挫しました。

思い立った際、まず第一に挙げた候補が筑紫某、久米某でした。ただ、労師仰せのとおり、久米などはB級戦犯であり、A級に含めるに足らずというのがあり、その後、森永某、鳩山某、菅某、森田(カズヨシ)、島田(シンスケ)、宮崎(ハヤオ)等々の名が浮かんでは消えを繰り返した結果頓挫した次第です。そんな中、この「永遠に出版されないであろう一愚民の叫びであるベストセラー」の中では、この筑紫某は当初より抜群のA級戦犯として確固たる地位を守り続けております。

いずれにしても、この筑紫なる男・・・半島流や大陸流で考えれば、墓を暴いて死者に鞭打つことをされるべき、数少ない「人非人」であることは、労師のような「真の有識者」が御存知であることを寿ぐばかりでございます。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

言霊師・胡塞齋様

若い頃は右翼の連中がきらいでした。
なぜか? 「バカだから」
歳を取ったら左翼がきらいになりました。
なぜ? 「とてつもなくバカだから」

ボクは自分の著作が朝日や毎日の書評欄に
載るとニンマリしているくせに、
朝日毎日を読んでいる人間を軽蔑しています。
なぜなの? 「バカで不勉強だから」

ボクはチャーチルが喝破したように、
若い頃は人並みに左翼でした。
30過ぎまでガチガチの左翼でした。
組合運動もやってました。
ボクは超の付く「バカ」でした。

バカは死ぬまでバカとはかぎりません。
勉強すれば少しはマシになります。
で、ボクは猛勉強しました。
バカは相変わらずですが、
左に傾いていたカラダが右に振れ、
今は真ん中からやや右に傾いています。
これはたぶん左膝の故障のためです。

胡塞齋さまとは思想信条を同じゅうしてます。
これからもご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願いいたします、です。