2011年9月2日金曜日

プールサイドのKYたち

プールに通っていてつくづく嘆かわしく思うのは、
周りが見えない人、状況の読めない人がずいぶん増えたなァ、
ということだ。

車を運転していて、一般道から幹線道路へ合流する場合、
ふつうは後方から来る車のスピードを見て、どのタイミングで入るべきか
瞬時に判断する。当たり前の話だが、もしもそのタイミングを誤ると、
重大な衝突事故を引き起こしてしまう。
しかし、この当たり前の判断ができない人が増えているのである。

ロープに仕切られたコースを幹線道路に見立てれば、
泳ぎの巧みな人、そこそこ巧い人、それほどでもない人と、
いろんな人が泳いでいる。

実際はそれぞれ自分の力量を見きわめ、自分にふさわしいコースを選ぶため、
3コースある場合は、「上級者」コース、「中級者」コース、「その他」のコース
という具合に自然とクラス分けされるものなのだが、
いわゆる〝KY〟と呼ばれる空気の読めない人たちは、
犬かき程度の人でも、いきなり上級者のコースに入ってきたりする。

ボクの通っているプールにも仲間内で「クラゲ1号、2号」と呼ばれている
〝障害物〟が2匹いるが、彼らの行動形態はすでに熟知しているので、
できるだけ接近遭遇しないように間隔をあけて泳ぐことができるが、
新参のKYたちはそうはいかない。

こっちがターンするつもりで泳いでいくと、いきなり鼻先に飛び出してくる。
それでも向こうがこっちより上級なら衝突こそまぬがれるだろうが、
たいがいは下手っぴぃで、こっちは急ブレーキをかけざるを得ない。
車だったら、もろに衝突である。

自分と他人との距離感がつかめず、適正な〝車間距離〟もわからず、
まるで自閉症患者みたいに自分のことしか頭にない。ある意味では、
車内であっけらかんと化粧するバカ娘たちの同類だろうが、
この種の欠陥人間がいま、急速に増殖してきている。

あまりに危険なので、いつだったか若い男をひっつかまえ、
懇々と説教してやったものだが、このおたくっぽい顔した男は、
終始、「このオヤジ、何をそんなに怒ってるんだ?」というような顔をしていた。
まともに日本語が通じやしないのだ。

若い連中ばかりではない。いい年をしたオヤジにもこの手合いが多いものだから、
ほんとうにいやになる。

みなさん、くれぐれも車間距離は守りましょう。
ひとも車も急には停まれないのです。








2 件のコメント:

帰山人 さんのコメント...

まあまあ、そうお怒りなさらないで・・・
今どきは、若い連中ともいい年をしたオヤジとも
皆と「KIZUNA」を育むべきなのです・・・
そういえば私の最新記事「KIZUNA」ネタで、
嶋中さんの本の一部を引用させていただきました。
悪しからずご了承いただくと共に、
私の頭痛が直るような記事をもっと書いて下さい。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

帰山人様

年を取ると怒りっぽくなるものでね。
ボクは何かにつけて怒っているのですよ。

これが案外健康の秘訣だったりして。
実際、怒ると身体の中からいろんな
老廃物が出てくるそうで、
怒りを忘れると早死にする、
と大嘘つきの医者が言ってました。

たしかに閣下の云うとおり、
「絆」とか「友だち」いう言葉は
はやり病のように国じゅうを覆っていますね。

この言葉を口にするだけで
ご利益があり、お腹が一杯に
なってしまうような……

さて帰山人さんの「KIZUNA」の中に、
私めを指して〝利己的で右傾がかった歴史観〟
とのご指摘がありましたが、
まことにそのとおりで、
ボクは右翼の唯我独尊史観の持ち主
であります。

ああ、ど派手な街宣車がほしい!