2015年7月13日月曜日

Blood Sweat & Tears

『Spinning Wheel』や『You've made me so very happy』などのヒット曲で有名な
Blood Sweat & Tearsは1960~1970年代に活躍したアメリカのロックバンド。
バンド名はジョニー・キャッシュのアルバム名から拝借したものだというが、
もともとは英国首相ウィンストン・チャーチルの、
《I have nothing to offer but blood , toil ,tears and sweat.
私は血と苦労、涙と汗以外に、国民に捧げるべき何ものも持たない》
とする名言からとったものだ。この演説は、1940年、ナチス・ドイツとの戦いの中で、
イギリス国民を鼓舞するためになされた。

いざ戦争が始まれば、ボクたちはお国のために何ができる?
ボクの尊敬する小林秀雄は、
《僕は政治的には無智な一国民として事変に処した。黙って処した。それについて
今は何の後悔もしていない……利口な奴はたんと反省してみるがいいじゃないか》
と戦後になって語り、一部から「右翼的文化人」などと批判もされた。 
黙って事変に処すとはBlood Sweat & Tearsをお国のために捧げる、ということである。

先の大戦で、日本軍は230万人の尊い命を失った。
戦争は悲惨である。誰だって人を殺したくないし殺されたくない。
また家族を失いたくない。では戦争を防ぐにはどうしたらいいのか?

民主党や共産党、社民党など護憲派のサヨク政党は、
「9条のある平和憲法を守ってさえいれば戦争は絶対起こらない」
と、あくまで憲法改正に反対で、国会で審議中の「安保法制」も
つぶしにかかっている。彼らはこんなデマを飛ばしている。
《この安保法制は戦争法案だ!》
《いつの日か徴兵制が始まるぞ!》

ボクはたびたび自身を「戦中派」と称しているが、その理由はすでに何度も説明した。
戦争が終わったのは1945年の8月で、サンフランシスコ講和条約で、日本に主権が
戻ったのが1952年の4月28日。つまり1945年8月14日から1952年4月28日までの間は、
日本国に主権がなく、占領軍がこの国を統治していたのである。

もちろんこの間は、国旗掲揚も国歌斉唱もできず、言論は徹底して統制され、
法律の制定にも占領軍の許可が必要だった。ボクは1952年の2月生まれだから、
国際法上は戦時中に生まれたということになるのである。

護憲派が愛してやまない日本国憲法は1946年11月3日に公布され、
翌1947年の5月3日に施行された。よく考えてみてくれ。
民主党や社民党が不磨の大典と崇め奉っている
日本国憲法は、なんと主権不在の
時期に成立しているのである。

主権が奪われたまま、主権の発露でもない憲法(フィリピン憲法のコピーといわれている)
をムリやり押しつけられた日が、5月3日の「憲法記念日」なのである。
こんなふざけた記念日があるだろうか。

ついでに言うと、現行憲法は被占領下に作られたものだから、
明確な戦時国際法違反である。国際法によれば占領軍が占領した国を
治めるために時限立法的な法律を作ることは認められているが、
その国を長く縛る法律(まさに憲法のようなもの)を作ることは禁じられている。

実際、ドイツは降服にあたって新憲法は自分たちで自主制定するという条件を
連合国に吞ませている。笑っちゃうのは、日本に憲法を押しつけた
当のマッカーサー自身が、日本は独立したら、まずまっ先に憲法を撤廃して
新憲法を制定すると思っていたらしい。ところが日本はそれをやらない。
まだあれでやってるのか?
マッカーサーが驚き呆れた話が残っているという。

憲法学者たちが雁首そろえて、「安保法制は違憲だ」というのはいい。
でも、それを言う前に、
現行憲法は主権不在の下に作られたもの。
これは明らかに国際法違反で、無効とすべきです
と言うべきじゃないのか? 順序があべこべなんだよ。

それと、これもまた耳タコだろうが、日本国憲法のたわけた前文を読んでみてくれ。
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した……》
日本国以外の国は、すべて平和を愛する国(支那、ロシア、北朝鮮も?)だと
勝手に決めつけている。おまけに国民の「安全」のみならず「生存」まで
他国に預けるというのはいったいどういうことか。そう、この国には「主権」
なんてありませんよ、と言っているに等しい。こんな恥ずべき憲法を、
後生大事に崇め奉れというのか。

団地の友人から「アベ政治を許さない」というポスターを某日、
駅前などで一斉に掲げよう、とのお誘いがあった。彼は朝日大好き人間の
全共闘世代で、いまだに〝革命ごっこ〟の夢から覚めていない
ボクのことをまじりっけなしの真正ウヨクだと知らないのだろうか、
よりにもよってアベ政権シンパのボクに賛同を求めてくるとは。
ボクは苦く笑ってしまった。

それにしてもサヨクというのはどうしてこんなに頭が悪いのだろう。
民主党の岡田や枝野、社民党の趙春花、いや創始改名して福島瑞穂と呼ぶんだっけ、
この連中のツラつきを見ていると、いかにも知恵遅れという印象がぬぐえない。
共産党の志位和夫なんか、どう見たって頭のネジが数本外れてるといった愚鈍顔で、
正義をふりまわす十年一日のごとき長セリフを聴いていると、
なぜか憐れみすらこみ上げてくる。

安保法制は「戦争法案」なんてものでは断じてない。
戦争をしない・させないための重要な法案なのである。
この法案が通らないと、友軍のアメリカから愛想を尽かされ、
日本の弱体化を狙う支那や北朝鮮を活気づかせてしまう。

《徴兵制が始まる》などと民主党はデマをふりまいているが、
これほど国民をバカにした話はない。
(国民など、どいつもこいつも愚民に決まってるんだから、デマゴギーを
かませれば一発でだまされちまう。チョロイもんだよ……)
岡田も志位も福島も、み~んな東大出のエリートちゃん。
彼らから見れば、国民だろうと市民だろうと、みな愚民に映るだろう。

何度も言う。日本の平和と安全は、憲法9条が守っているのではない。
自衛隊と日米安保条約が守っているのである。ボクは徹頭徹尾リアリストだから、
平和憲法があれば平和が保てる、
などという〝念力主義〟はいっさい信じない。

秀才エリートたちの細腕で、はたして日本国が守れるのか? 
守れるのは丸太ん棒みたいに太い腕っぷしと、
「やられたらやり返してやる」という強い意志力ではないのか。
そこのところが、取っ組み合いのケンカをしたこともないような
東大出のエリート政治家にはわかっていないような気がする。

プロレスラーみたいな男に殴りかかろうとする愚か者はいない。
「安保法制」をきわめて簡単にいってしまうと、こういうことだ。
なにが徴兵制が始まるだ、バカバカしい。






←澤地さんも老けましたなあ。
オツムのほうは昔からボケてるけど。
おばあちゃんになってもサヨクはサヨクのまま。
バカは死ななきゃ治りません

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