2014年8月22日金曜日

あたしゃ悪くないもんね

昨日、朝霞警察署のご厄介になった。
朝まだきに、団地内で騒ぐ酔っ払いの若者2人を注意したら、逆にからまれ、
数発パンチ(署での供述書には〝強く叩いた〟と表現しました)を食らわせてしまったのだ。
すぐにパトカーが呼ばれ、署員6人ほどが駆けつけたが、その間、この男女の酔っ払いは
乱暴狼藉のし放題で、若いオンナのほうも「ジジイ、てめえが悪いんだろ!」などと、
口汚くののしっておった。

「もう少しきれいな日本語を使おうね」
やさしく諭してやると、ますます怒り狂い、「うっせえんだよ、このくそジジイ!」
手がつけられない。おまわりさんも呆れていたが、一応、相手のアンちゃんが
「アゴと腹に1発ずつ食らった」
と証言しているものだから、「旦那さん、申し訳ないですが署までご同行ねがえませんか」
とあくまで辞を低くして頼んでくる。しかたがないからパトカーに揺られ、
朝のドライブと洒落てみた。

ボクはたしかにジジイだが、とっても血の気の多いジジイで、
昔からケンカっ早いので有名だった。で、ケンカが強いのかというとそうでもない。
チンピラヤクザに死ぬほどボコボコにされたことがあるし、電車内で狂犬のような若者と
血を流しながら殴り合ったこともある。車内は阿鼻叫喚の大騒ぎだった。

TVコマーシャルの中で、ある年老いたプロレスラーが言ってたな。
「男はイザとなったら、両腕に女房子どもを抱えて走れるくらいの体力がなければ
ダメだ。年を取っても同じ。男とは元来そういうものなんだ」
ボクもまったく同感。イザとなったら、自分が楯になって家族を守る。
男は死ぬまで番犬で、凶暴な番犬の機能が衰えたら男を廃業するしかない。
だから、日頃から身体を鍛え、筋肉マッチョを維持している。

今どきの若者なんて、口ばっかり達者で体力はなし。殴り合いのケンカなんか
生まれてこの方したことがないから、1発アゴに食らったりするとすぐにビビってしまう。
次いで強烈なボディブローを浴びせてやれば、もう勝負は決まりだ(これ、あくまで創作ですから
誤解なきように。ボクはあくまで強く叩いただけ。もちろん自分の身を守るための正当防衛であります)。

その昔、毎日新聞コラム「余録」の名コラムニストが、バカ騒ぎしている若者たちを
注意したら、逆に返り討ちにあって死んじゃった、という事件があった。
ボクも警察署で言われた。
「へたに注意したりするともみ合いになってケガをすることがありますから、
まずまっさきに110番してください」
つまらぬ義侠心がアダになり、『無名の100円ライター 返り討ちにあってくたばる
なんて見出しが新聞の三面記事に出たりして(笑)。

でもね、ボクはそれでもいい。誰が何と言おうと〝ワル〟に対しては
ドンキホーテのように遮二無二立ち向かっていきたい。
あとで死ぬほど後悔するような臆病者にはなりたくない。
「義を見てせざるは勇なきなり」
と孔子様も言っておるではないか。
タマはもう出ないけど(最後に白い煙が出た)、「タマ無し」と呼ばれたくはないからな。

以前も言ったが、
「平和とは戦いのない状態をいう」
戦いを避けるには戦いに備えるしかない。
今回の騒ぎの一因は相手に〝タマ無しジジイ〟と見くびられてしまったためか(笑)。
あのアンちゃんもガールフレンドの前で〝ええかっこしぃ〟をしたかったのだろう。
(ふふん、こんなジジイ1匹、震え上がらせるなんぞワケないわ)
ってね。

ところが、案に相違して手強かった?
ま、あくまで正当防衛ではあるが、相手を傷つけてしまったのはまずかったな。
深く反省しておりますでございます。
まだまだ修行が足らんのよね。









あのガキ、今度会ったらタダじゃおかないからな(こりゃあかん、ぜんぜん反省しとらん)。









 

4 件のコメント:

田舎者 さんのコメント...

嶋中労さま

こんばんは!

昨日ですね。労さまの後輩にあたり今春に防衛大へ入った青年と会う機会がありました。
母校の学習ボランティアで自由気ままにさせてくだだる先生の息子さんです。
夏ですから、白い制帽に制服、直立不動、返事は「
はい」。気持ちがいいですね。

短い時間でしたがお願いをしました。
君が強くならないと日本がなくなるのだからね。
そして、やわらかな心を持った人になってください。

日本は素敵な国です。

木蘭 さんのコメント...

しまふくろうさま、こんばんは。(*^^*)

まき割りで斧は振り回しますが、
鉄拳は振り回したことのない木蘭でございます。

お怪我はありませんでしたか。(・.・;)
あとになって拳が痛がっていたのではないかしらと少し心配しています。

しかし今日日の若者は口が悪いこと。(-"-)

ボキャ貧なので、
同じ言葉を繰り返すしかないようですが。

それにしてもいやな思いをされましたね。
でもどんな人間がいるかわかりませんから気を付けてくださいね。(>_<)

これからは足をかばう道具としてではなく、
「武器」として杖を持ち歩くようになさってください。

いざというとき、
結構役立つそうですよ。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

田舎者様

おはようございます。

近頃は、姿勢正しく清々しい青年が
めっきり払底していますからね。
この防衛大生の凛々しさが目に浮かびます。

歴史を学ばないと国家意識は芽生えません。
正しい歴史を学び、広い視野を持った
日本人に育ってほしいですね。

とてもいいお話でした。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

木蘭様

おはようございます。
ご心配いただき恐縮です。

ボクは大丈夫です。
あの程度のもみ合いなら馴れてますから。

たぶんあのアンちゃんは、
親からも叩かれたことがないんじゃないかしら。

1発食らったら、目を丸くしてましたものね。いい経験をしたでしょ。親に叩かれたと思って深く反省することです。

自由放任は野蛮人をつくります。
たぶん思いっきり甘やかされて育ったんでしょうね。

困苦欠乏が人を鍛えます。
親のすねをかじり、朝方まで酒を喰らってるようでは先が知れています。
親も出来損ないなんですね、たぶん。

いやな思いをしましたが、
何事も修行です。

警察署で供述書の書き方も学びました。
ことの顛末を書きつらねるのですが、
物語風に書いてたら、箇条書きで簡潔に、
と注意されました(笑)。

あの2人、典型的なボキャ貧ですね。
語彙が少ないと深くものを考えられません。

呼びかける言葉が「くそジジイ」だけですからね。敬老精神なんてこれっぽっちもありません。

〝和光市のビバリーヒルズ(笑)〟と呼ばれているこの団地にも、こんな輩がいるとは。
呆れ果てました。

しばらく静かにしています。
ご心配いただき、申し訳ないです。

話は変わりますが、NHKの朝のニュースに
出てくる渡辺蘭という気象予報士はかわいいですね。ボクの好みです。

彼女が出てくるとボクは、
「蘭ちゃーん!」と呼びかけ、手を振ります。家人は「またやってるよ」と呆れ顔。

蘭ちゃんの笑顔はとっても素敵です。
ボクはやけに〝蘭〟に縁があります。