2014年8月5日火曜日

TBSと朝日は底なしのバカップル

朝は十数年来ずっとラジオを聴いてきた。
TBSラジオの『森本毅郎・スタンバイ!』と、それにつづく『大沢悠里のゆうゆうワイド』である。
前者は20年以上続いているし、後者は28年間もつづく超の付く長寿番組である。

森本の歯切れのいいバリトンのニュース解説はとても分かりやすいし、
ただ頷くだけでほとんど声を発しないアシスタントの遠藤泰子も奥ゆかしくていい。
つづく大沢悠里は古ダヌキらしい惚けた貫禄で、酸いも甘いも噛み分けた感じ。
とりわけ金曜日担当の「さこみちよ」とのおバカでエッチなやりとりは無性に楽しい。
ここに自己チューの毒蝮三太夫が絡んできたりすると、もうひたすらグチャグチャになって、
一気に世紀末的な雰囲気が漂ってくる。このデカダン的雰囲気がまたいい。

ところが最近、森本毅郎の発言が鼻についてきた。
もともと毎日新聞系のTBSラジオだから、パーソナリティもゲストもつむじが思いっきり
〝左巻き〟ということは承知している。しかしそれらを差し引いても森本のしゃべくりが
面白いから聴き続けていたのだが、森本も老いのせいか以前にも増して左巻き傾向が
強くなり、だんだん聴いているのがアホらしくなってきてしまった。特に話題が「原発」だとか
「集団的自衛権」などというややこしい問題となると、朝日や毎日新聞の社説をそのまま
引用したかのような発言をするので、
「こいつはバカか?」と、愛想も小想(こそ)も尽き果ててしまったのである。

つい先だっての金曜日はゲストが評論家の小沢遼子だった。
もと「ベ平連」の女闘士で、天皇制打倒では森本と思想信条を同じうしているオバサンだ。
この小沢が、与謝野晶子の詠んだ『君死にたまふことなかれ』を取り上げ、こう曰うたのだ。
この歌は第2次世界大戦中、(昭和)天皇のためにドンパチやってる時に
詠まれたもので……》

ボクは放送を聴いていて、思わずわが耳を疑った。
(プッ……バカも休み休み言ってくれよな。たしかに(晶子は)1942年まで存命だったけど、
よりにもよって第2次世界大戦はねえだろ……評論家というのはこの程度の教養でメシが
食えるのかよ。ずいぶん楽チンな商売だな)

ブログ内の『反戦詩なんかじゃない』にも書いたが、この『君死にたまふことなかれ』
が発表されたのは1904年(明治37年)9月の『明星』で、日露戦役の旅順攻撃に参加
していた弟・籌三郎(ちゅうざぶろう)に宛てて詠まれた歌である。当時は、戦争なんて士族が
するもの、という認識があって、堺の商人の息子である弟がなにも異土の骸になることは
ないんだよ、と姉の晶子が切々と呼びかけたものである。

森本も別段、放送中に間違いを訂正していなかった……ってえことは、小沢同様、
歴史に無知なのか、それとも盟友の小沢にちょっぴり遠慮したのか、
そこのところはよく分からないが、いずれにしろ公共の電波を使いながらの
チョーお粗末なウソ話で、聴取者も迷惑なら反戦のダシに使われた与謝野晶子も
大いに迷惑、いい面の皮なのである。

日教組はこの歌を〝反戦詩〟の代表作みたいに喧伝しているが、
当時の戦争観が現代の戦争観と異なることは論を俟たない。
だいいち反戦詩だったら雑誌『明星』は発禁処分にされたはずだが、
そんな事実はまったくない。
左巻きの日教組が教宣活動に利用しようと、故意に反戦詩に仕立て上げた。
それがことの真相なのである。

骨の髄までおバカな森本&小沢よ!
だれだって戦争なんて御免だし、戦争には絶対反対なのですよ。
どうやったら戦争にならずに済むか。あなたたちは平和憲法の、とりわけ第9条を
守り、集団的自衛権にも反対すれば戦争は起こらない、と主張するわけだけど、
ボクたち右巻きはその反対で、憲法を改正し、しっかり軍備を整え、アメリカとの
軍事同盟を強めておけば、自ずと戦争が避けられるという考え方だ。
簡単に言ってしまえば、
腕っぷしの強そうな筋肉マッチョに殴りかかろうとする愚か者はいない
という理屈である。

「戦争反対」というゴールは同じだけれど、アプローチの仕方がまるで正反対。
ついでに言うと、ボクたち右巻きの考え方のほうが世界的には主流で、
森本&小沢組の考え方を披瀝したら「アホとちゃうか?」と笑われるのは必至だ。
なぜか? ボクたち右巻きは世界中がそうであるように「性悪説」に立ち、
左巻きたちは「鳩山のお坊ちゃま」がそうであったように、
また夢見がちな乙女が抱くような「性善説」に立っているからである。

戦後、70年もの間、曲がりなりにもボクたちは平和に暮らすことができた。
朝日の主張と逆のことをやれば国の安寧が保てる》とは、
われら右巻きの考え方だが、まさに戦後70年、朝日・毎日、旧社会党や共産党の主張と
正反対の政策をおこない、経済の繁栄と国の安全が保たれてきた。
その政権を担ってきたのはいったいどこの政党か?
森本や小沢が蛇蝎のごとくきらう自由民主党ではないか。
彼らは自民党のおかげで平和と豊かさをぬくぬくと享受してきたクセに、
自民党を心底憎んでいる。
これはいったいどういうことなのか。

ボクは内村鑑三の言った《平和なときの平和論》という言葉を思いうかべる。
内村曰く。
《平和なときに平和論を蝶々するものは戦争になると黙して、たちまち戦争支持に転じ、
支持しないものがいると支持する仲間に引きいれようとする。それでも平和論を唱えて
やまないと、見放して当局に密告するか、石を投げる。投げるのは他ならぬあの平和な
ときに平和論を唱えていた者どもだ》


ジャーナリストの堤堯(つつみぎょう)が言っている。
《戦いを避けるには、戦いに備えるしかない。
これが古今東西の鉄則だ。だから「武」という字は、
「戈(ほこ)」を「止」めると書く》








←もう聴いてやらないもんね!
ついでに「聞く朝刊」は間違いで「聴く朝刊」が正しい。
聞くは英語でいうとhearで〝きこえてくる〟の意。
意志的にきくは「聴く」でlistenを使う。






※追記
5日、朝日新聞は5日の朝刊で、いわゆる「従軍慰安婦問題」をめぐる報道で、
〝一部?〟誤りがあったと認めた。その1つは済州島での〝慰安婦狩り〟だが、
それをあったとする「吉田(清治)証言」は虚偽だった、と32年ぶりに認めた。
〝性奴隷〟という不名誉な言葉を世界に拡散させ、日韓関係を冷却させるきっかけを作った
朝日の記事。朝日新聞社長を国会に喚問し、その事実関係を糺すことが求められる。
ああ、それにしても32年とは! この新聞社は根太から丸ごと腐っている。
日本の名誉のために、「朝日不買運動」が澎湃として起こらんことを祈って……

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

労さま

森本毅郎/小沢遼子/大沢悠里/日教組/大馬鹿鳩山/朝日新聞・・・

皆終わってますよ。
若い人は「それダレ?」ですよ。

とくに小沢遼子ってまだ生きていたのね。

ビートルズとストーンズ以外は語れぬ音楽評論家しかり、
辻静雄の足元にも及ばぬ下層階級出身のレストラン評論家しかり、

存在価値など無い評論家やキャスターなど、
せめて散り際ぐらいは潔く。

朝日は社屋を売却して自称慰安婦に思し召しを。

アメリカ本土の慰安婦像の横には「原爆の子の像」を。



ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

匿名様

おはようございます。

たしかに〝過去の人たち〟ですが、超人気の
ラジオ番組ですからね、聴取者の数も多いし、影響力はバカにならないのです。

ボクもあの震災の2日前にTBSラジオの
深夜番組に出演しましたけど、「ラジオ聴いたよ」とする知人からの声が多くて驚いたことがあります。ラジオはどうしてバカにできません。

さて、朝日新聞社の社屋を売却するのは賛成です。しかし慰安婦などにはビタ一文払ってやる必要はありません。なぜなら、彼女たちは人も羨む高給取りだったからです。

朝日が従軍慰安婦問題に関して虚偽報道を謝罪しましたが、韓国は朝日の過去の報道をこれからも真実として支持する、と表明しています。自分たちに都合の悪い報道はたとえ真実であっても認めようとしない。体質が朝日とまったく同じなのです。

韓国に真のジャーナリズムは存在しないし、
そもそも民主主義国ですらないのです。

あの国は狂ってます。
ぜひとも「世界遺産」に登録してもらいたいと思います。