これは内緒の話だが(←いつも言ってんだろ!)、
ボクは戦争を憎み平和を愛する「改憲論者」で、ついでに言うと「核武装論者」でもある。
核武装論者などというと、かなり〝危ないおじさん〟じゃないのか、と敬遠するムキが
あるかもしれないが、実際はそうではない。〝危ないおじさん〟どころではなく、
〝きわめて危ないおじさん〟なのである。だから、嫁入り前の娘さんは決して近づか
ないよう心してほしい。こっちは今のところ、おばさんやおばあさんで間に合っているので、
はち切れんばかりのフェロモンは要らないし、だいいち身体に毒なのだ。
話が本題から外れてしまった。
かの沖縄戦から69年、「慰霊の日」である本日この日に、こんな危なっかしい話を
するのは、まことに不謹慎極まるものかもしれないし、ボクのグルーピーたちも失望し、
「嶋中労ファン倶楽部」から脱会する危険性が大いにあろうが、
お国のためにあえて言ってしまおう。
「日本は軍備を増強し、憲法を改正し、近い将来は核武装すべき」だと。
なぜこんなことを言うのかというと、心から戦争を憎み、平和を愛しているからだ。
ボクはこと女性に関しては理想主義者(淑女は決してオナラなんかしない、と信じてる)だが、
それ以外は徹底したリアリストを自任している。もちろん民主党政権のように
「東シナ海を友愛の海にしましょう」などと、おバカなことは金輪際言わない。
隣国に媚びるような甘い顔をしたらどうなったか。ロシアも韓国も支那も、
ここぞとばかりに圧力をかけてきたではないか。『1インチ退けば……』でも書いたが、
1インチ退けば1マイル押してくる――これが非情なる外交世界の現実なのである。
どうやったら戦争を回避できるか。歴史をひもとけば答えは自ずから出てくる。
軍事強国になること――それ以外にない。軍事力が強大であれば、
相手は戦争など挑んでくるわけがない。
《プロレスラーに殴りかかる愚かものはいません》
と、元航空幕僚長の田母神俊雄がわかりやすい比喩で説明している。
軍備を増強したりしたら戦争になるのでは、などと要らぬ心配をしている人がいるが、
まったく逆で、軍事力が強いほうが国の安全は保てるのである。それが国際的な常識
なのだが、日本では逆さまで、「軍隊を強くしたら戦争が起きる」という〝非常識〟が
公然とまかり通っている。
核アレルギーの日本では「核武装」などと言おうものなら、一発で頭のおかしい
危険人物というレッテルを貼られてしまう。なぜ北朝鮮が核武装したがっているのか。
答えは簡単だ。アメリカから攻撃されないようにするため、に決まっている。
かつて日本も核爆弾を開発していたという話は「理研のある町」と「原爆と指パッチン」
に書いた。理研は今、「オボちゃん」問題で大揺れだが、戦時中は理研の仁科研究室で
原爆を開発していた。アメリカのほうが一足早く成功したために、日本は広島と長崎の
悲劇を生んでしまったが、日本のほうが早かったら戦況はどうなったか分からない。
〝核アレルギー〟などと、いつも被害者面ばかりしているが、実は日本も原爆開発に
勤しんでいた、という事実は知っておいたほうがいいだろう。
核戦争に勝者はいない、と田母神は言う。撃てば必ず反撃されるからだ。
「撃ってみろよ、撃ったら必ず10倍にして返してやるからな!」
半沢直樹みたいにこうやって凄めば、どんな相手だってひるんでしまう。
これを〝核の抑止力〟という。たった一発の核弾頭であっても北京やニューヨーク、
東京はつぶれてしまう。その一発に耐えられる国などどこにもない。
《だから、撃てば必ず負ける。こんなことを仕掛ける人はいません》
と田母神は元軍人らしく、あくまでリアリストの視点から発言する。
日本では核兵器は攻撃用兵器と思われているフシがあるが、
ほんとうのところは徹底した防御用兵器なのである。
《核兵器を持たないほうが、持つよりもより国が安全だという意見は、
日本以外の国では通りません。「頭がおかしいんじゃないか」と言われます。
でも日本では「持たないほうが安全だ」という意見が通ってしまう》
民主党や共産党などの〝頭のおかしい〟政党は、みなこの「非常識派」
に属していて、彼らの意見は世界中の物笑いの種にされている。
その昔、旧社会党は〝非武装中立〟を謳い、極端な理想主義を掲げはしたが、
その非現実的な空理空論は日本国内に巣くう一部のインテリ層にバカ受けしただけで、
今はまったく顧みられることはない。当時、朝日は「非武装中立理論」を盛んに
持ち上げていたが、今は同社発行の現代用語事典『知恵蔵』から〝非武装中立〟という
項目をこっそり削除してしまっている。まったく、どこまでえげつない新聞社なのか。
こんな状況であるのに、どっこいおバカの遺伝子はまだ脈々と受け継がれていて、
時々、ハトとかカンとかがしゃしゃり出ては古証文を抽斗から引っ張り出したりはする。
が、耳を傾ける人間などほとんどいない。〝鳩燗〟で飲む酒はうまいが、民主党の
〝ハトカン〟は底無しのおバカで、もう未来永劫、救いようがない。
田母神曰く、
《核戦力を用意するならば、敵に位置がわからない潜水艦が一番いい。
イギリスだって、潜水艦発射の核ミサイルしか持っていませんからね》
ボクもこの意見に賛成だ。日本の潜水艦(ディーゼル型)建造能力は世界一だと聞く。
核搭載の潜水艦を東シナ海に遊弋させたら、それだけで支那はお手上げだろう。
ワールドカップサッカーで日本代表は1次リーグ敗退の危機に瀕している。
コロンビアに2点差で勝つのは、「ハトカン」がバカから脱却するくらい難しいだろう。
で、急速に興味の薄れたボクはこの間、本ばかり読んでいる。〝タモさん〟の本は
期待にたがわずおもしろかった。核武装に賛成の〝平和主義者〟はぜひ一読を。
←タイトルこそおどろおどろしいが、中身は
きわめてまとも。防空識別圏の問題やスクランブル発進
などの話が新鮮でおもしろかった。軍人出身だから
言える徹底したリアリズムが凡百のトンデモ本
を圧倒している。
ボクは戦争を憎み平和を愛する「改憲論者」で、ついでに言うと「核武装論者」でもある。
核武装論者などというと、かなり〝危ないおじさん〟じゃないのか、と敬遠するムキが
あるかもしれないが、実際はそうではない。〝危ないおじさん〟どころではなく、
〝きわめて危ないおじさん〟なのである。だから、嫁入り前の娘さんは決して近づか
ないよう心してほしい。こっちは今のところ、おばさんやおばあさんで間に合っているので、
はち切れんばかりのフェロモンは要らないし、だいいち身体に毒なのだ。
話が本題から外れてしまった。
かの沖縄戦から69年、「慰霊の日」である本日この日に、こんな危なっかしい話を
するのは、まことに不謹慎極まるものかもしれないし、ボクのグルーピーたちも失望し、
「嶋中労ファン倶楽部」から脱会する危険性が大いにあろうが、
お国のためにあえて言ってしまおう。
「日本は軍備を増強し、憲法を改正し、近い将来は核武装すべき」だと。
なぜこんなことを言うのかというと、心から戦争を憎み、平和を愛しているからだ。
ボクはこと女性に関しては理想主義者(淑女は決してオナラなんかしない、と信じてる)だが、
それ以外は徹底したリアリストを自任している。もちろん民主党政権のように
「東シナ海を友愛の海にしましょう」などと、おバカなことは金輪際言わない。
隣国に媚びるような甘い顔をしたらどうなったか。ロシアも韓国も支那も、
ここぞとばかりに圧力をかけてきたではないか。『1インチ退けば……』でも書いたが、
1インチ退けば1マイル押してくる――これが非情なる外交世界の現実なのである。
どうやったら戦争を回避できるか。歴史をひもとけば答えは自ずから出てくる。
軍事強国になること――それ以外にない。軍事力が強大であれば、
相手は戦争など挑んでくるわけがない。
《プロレスラーに殴りかかる愚かものはいません》
と、元航空幕僚長の田母神俊雄がわかりやすい比喩で説明している。
軍備を増強したりしたら戦争になるのでは、などと要らぬ心配をしている人がいるが、
まったく逆で、軍事力が強いほうが国の安全は保てるのである。それが国際的な常識
なのだが、日本では逆さまで、「軍隊を強くしたら戦争が起きる」という〝非常識〟が
公然とまかり通っている。
核アレルギーの日本では「核武装」などと言おうものなら、一発で頭のおかしい
危険人物というレッテルを貼られてしまう。なぜ北朝鮮が核武装したがっているのか。
答えは簡単だ。アメリカから攻撃されないようにするため、に決まっている。
かつて日本も核爆弾を開発していたという話は「理研のある町」と「原爆と指パッチン」
に書いた。理研は今、「オボちゃん」問題で大揺れだが、戦時中は理研の仁科研究室で
原爆を開発していた。アメリカのほうが一足早く成功したために、日本は広島と長崎の
悲劇を生んでしまったが、日本のほうが早かったら戦況はどうなったか分からない。
〝核アレルギー〟などと、いつも被害者面ばかりしているが、実は日本も原爆開発に
勤しんでいた、という事実は知っておいたほうがいいだろう。
核戦争に勝者はいない、と田母神は言う。撃てば必ず反撃されるからだ。
「撃ってみろよ、撃ったら必ず10倍にして返してやるからな!」
半沢直樹みたいにこうやって凄めば、どんな相手だってひるんでしまう。
これを〝核の抑止力〟という。たった一発の核弾頭であっても北京やニューヨーク、
東京はつぶれてしまう。その一発に耐えられる国などどこにもない。
《だから、撃てば必ず負ける。こんなことを仕掛ける人はいません》
と田母神は元軍人らしく、あくまでリアリストの視点から発言する。
日本では核兵器は攻撃用兵器と思われているフシがあるが、
ほんとうのところは徹底した防御用兵器なのである。
《核兵器を持たないほうが、持つよりもより国が安全だという意見は、
日本以外の国では通りません。「頭がおかしいんじゃないか」と言われます。
でも日本では「持たないほうが安全だ」という意見が通ってしまう》
民主党や共産党などの〝頭のおかしい〟政党は、みなこの「非常識派」
に属していて、彼らの意見は世界中の物笑いの種にされている。
その昔、旧社会党は〝非武装中立〟を謳い、極端な理想主義を掲げはしたが、
その非現実的な空理空論は日本国内に巣くう一部のインテリ層にバカ受けしただけで、
今はまったく顧みられることはない。当時、朝日は「非武装中立理論」を盛んに
持ち上げていたが、今は同社発行の現代用語事典『知恵蔵』から〝非武装中立〟という
項目をこっそり削除してしまっている。まったく、どこまでえげつない新聞社なのか。
こんな状況であるのに、どっこいおバカの遺伝子はまだ脈々と受け継がれていて、
時々、ハトとかカンとかがしゃしゃり出ては古証文を抽斗から引っ張り出したりはする。
が、耳を傾ける人間などほとんどいない。〝鳩燗〟で飲む酒はうまいが、民主党の
〝ハトカン〟は底無しのおバカで、もう未来永劫、救いようがない。
田母神曰く、
《核戦力を用意するならば、敵に位置がわからない潜水艦が一番いい。
イギリスだって、潜水艦発射の核ミサイルしか持っていませんからね》
ボクもこの意見に賛成だ。日本の潜水艦(ディーゼル型)建造能力は世界一だと聞く。
核搭載の潜水艦を東シナ海に遊弋させたら、それだけで支那はお手上げだろう。
ワールドカップサッカーで日本代表は1次リーグ敗退の危機に瀕している。
コロンビアに2点差で勝つのは、「ハトカン」がバカから脱却するくらい難しいだろう。
で、急速に興味の薄れたボクはこの間、本ばかり読んでいる。〝タモさん〟の本は
期待にたがわずおもしろかった。核武装に賛成の〝平和主義者〟はぜひ一読を。
←タイトルこそおどろおどろしいが、中身は
きわめてまとも。防空識別圏の問題やスクランブル発進
などの話が新鮮でおもしろかった。軍人出身だから
言える徹底したリアリズムが凡百のトンデモ本
を圧倒している。
6 件のコメント:
しまふくろうさま、、こんばんは。(*^^*)
まだまだお伊勢の余韻に浸り続けている木蘭でございます。
田母神さんの意見に大賛成です。
軍事力を強力にしていたら、
あの北朝鮮による拉致だってなかったものと思います。
尖閣諸島や竹島問題で韓国や中国から甘く見られることもなかったことでしょう。
防衛費をもっと使い、
戦車や武器をたくさん作って、
日本の防衛産業を活発化させましょう。
国防を支える町工場も救われます。
すべての国が核を廃止にすれば日本も持つ必要はありませんが、
今の状況では持っていたほうが「安全」です。
セキュリティのしっかりしていない隙だらけの家は泥棒に狙われやすいものですが、
番象がいなくても犬を飼っているだけで泥棒はひるみます。
もっと強力なセキュリティがあれば、
泥棒は最初から狙うことはしないでしょう。
国も同じだと考えればいいのに、
軍事力を強力にする事を反対する人たちは、何ゆえそれが分からないのでしょうね。
うちは犬が三頭いますが、
番象も飼おうかしら"(-""-)"(笑)
木蘭様
おはようございます。雲助や山賊に襲われず、無事に戻られて本当によかった。
御伊勢参り、ご苦労様でございます。
さて、ボクの意見に木蘭さんが賛成してくれれば、「ファン倶楽部」は解散してもかまいません。木蘭さんひとりで、千人力、いや万人力であります。
軍事力強化、核武装などというと、ウルトラ右翼に見られかねませんが、そう思われるのは日本だけで、他の国ではちがいます。
第一のちがいは日本は「性善説」に立っていること。それは憲法の前文を見ればわかります。そこには《平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して……》とあります。
四囲(四夷八蛮?)を見回してください。平和を愛する諸国民などどこにありましょう。スキあらば自国領土を拡張しようと狙っている餓狼のような国ばかりです。
日本は性善説ですが、ふつうの国は「性悪説」に立ってます。そもそも〝民主主義〟と
いうものが性悪説から生まれました。
民主主義というのは決して美しいものではなく、実はもっと泥くさい。それぞれの人間が互いにつかみ合いのケンカをしない程度の秩序を守る、というのが民主主義の原点なのです。
日本人は他人にやさしいすばらしい民族ですが、他国の人間が同じようにやさしいとはかぎりません。だから「法」というルールを張り巡らして、暴走に歯止めをかけているのです。
弱肉強食、食ったり食われたり――人間の世界も動物界と変わりません。食われたくなかったら、対抗できる腕力を鍛えるか、強い仲間の庇護を受けるかのどちらかです。
軍備増強は「やられたら倍返しだ!」と敵を
牽制する意思表示です。火災保険であり生命保険です。だれだってみんな保険に入るでしょ? 国だって保険をかけておかなけりゃ危なくてしょうがない。
その当たり前の理屈がわからないから、
集団的だとか個別的だとか〝自衛権〟をめぐってわけの分からない不毛な議論をやっているのです。
公明党の婦人部などは、おそらくこうした政治・外交力学が分かっていなくて、単純に「軍事力を強化したら戦争になる」なんて思っているのでしょうね。平和を望むのなら丸腰が一番、ってね(笑)。
そんな世迷い言をいってるのは歴史から何も学んでいない証拠で、要は無知なのであります。
平和憲法を掲げれば平和でいられるといった
〝念力主義〟から早く脱却しないと、日本は
餓狼たちの草刈り場になってしまいます。
バカと言われようが、右翼と呼ばれようが、
ボクは自分が正しいと思うことを発言していきます。木蘭さん、力をお貸しください。
目から鱗でした。
なるほどと感じました!
先生のことは
コーヒーの鬼がいくなど
全て読んでます。
次の新刊が待ち遠しいです!
是非、
日本人は核武装せよ、みたいな本を
読んでみたいです。
匿名様
ボクの本を読んでくださっているなんて、
奇特なお人もあるもんだ、と少々照れますが、素直に「ありがとう」と感謝申し上げます。
新刊ですか……ボクの本はあまり売れませんからね。
その代わり、ゴーストで書いた本はよく売れるので、最近はもっぱら〝幽霊〟をやってます。ゴーストで書いた本のほうが自著の数よりはるかに多いんです。
日本は核アレルギーの国で、いまだに原発
の再稼働がスムーズにいきません。そんな
国が核武装なんてできるでしょうか。
国民を説得するだけで100年くらいかかってしまいます(笑)。
「軍事学」をふつうに学べるような大学が数多く出てこないかぎり、難しいでしょうね。
ただ、日本の領土が侵略され、危急存亡の危機が訪れたら、世論は急転回するかもしれません。平和ボケの現状ではムリでしょう。
コメントありがとうございました。
また遊びに来てください。
「ここ数日、官邸を取り巻く一万人の愚民・・・彼らの中で前回の総選挙の際、投票に行ったヤツはどのくらいいるのだろう」とフェイスブックの民主党関係者のところでコメントつけたところ、見事に賛否両論で炎上しました。これが、正しい「ろ・く・で・な・し」日本人としてのである愚生の「お・も・て・な・し」です。「ざ・ま・あ・み・ろ」
留学生ひとりはミサイル一基分の国防・・・これも日頃から吠えている言葉ですが、何しろニッキョーソの方々は「教員とは想像を絶する忙しさ」なので、留学生なんぞを学校で預かるような愚行はしないのだそうで・・・
で、あれば、「武装・中立」を以て、「我、誰とも闘わず」の姿勢を誇示するのが我が国の平和維持活動と考えましょう。労師御存じのとおり、愚生、「超平和主義者」でございますので。
尚、リンク先は愚生の集団的自衛権に対する考え方+労師に賜ったコメントです。
いずれにしても・・・この国の民の為に楯となって死んでいくなら愚生は本望でございますが、犬死はしたくありません。まあ、犬よりは役に立つと思いますが・・・
迂塞斎様
「留学生ひとりはミサイル一基分の国防」
これ、標語にしたら傑作中の傑作ですね。
こういうスローガンを創らせたら、迂塞斎
さんは天下一です。
老生も貴兄と同じく「超超平和衆愚者」であります。“醜の御楯”になる覚悟はとうについております。
お国のために、共に美しく散華しましょう。
まずは年下の貴兄からお先にお願いします。
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