毎週日曜日はキャッチボールの日だ。団地の仲間たちと近所の小学校校庭で
1時間ほど汗を流す。もうかれこれ5年以上続いているから、飽きっぽい性格の
ボクにしては〝一大珍事〟の部類に入る。
長く続いている要因をつらつら考えると、いくつか思い当たるフシがある。
たぶん一番の要因は運動後の〝水分?補給〟だろう。たっぷり汗をかいたボクたちは、
その足でコンビニに寄り、缶ビールとつまみを確保する。そして団地脇にある公園の
ベンチで渇いた喉をうるおし、バカッ話に花を咲かせたあと、「また来週!」といって
散会するのである。キャッチが主なのかプチ宴会が主なのか、判然としなくなっているが、
ただのキャッチだけだったら、こんなに長くは続かなかっただろう(飲んべえは意地汚いからな)。
どうせおっさんのキャッチボールだろ、などと侮ってはいけない。
最初は蝶々が止まれるくらいのゆる~い球を投げ合っていたが、肩ができるにつれ
剛速球を投げ込めるまでに進化していった。これでも若い頃は120キロ台後半の速球を
ビシビシ投げ込んでいた(スピードガンで測りました)。さすがに還暦になると球速の衰えは
いかんともしがたいが、それでも生っちょろい若者の投げるへなちょこ球よりは
数段活きがいい。
ウソだと思ったら、ためしにボクの直球を受けてみたらいい。スナップの利いた球が
手元でグーンと伸びるから、へたをすると受けそこなったりつき指をしたりする。
相棒はうっかり股間(♪静かな股間の森の陰から~)で受けてしまい、タマタマが青黒く
変色してしまった。そして数日間は閨房の褥での〝夜なべ仕事〟ができなかった
という(奥さん、ゴメンナサイ)。またフォークボールは落差が大きいので、あらかじめ
言っておかないと容易に捕球できない。われら草野球世代のキャッチボールを、
ゆめゆめ侮ってはいけないのである。
話変わって、東大の野球部の連敗が続いている。'10年秋から56連敗中というから、
その負けっぷりはみごとと言う外ない。昨夜、NHKの『クローズアップ現代』でその話題を
取りあげていた。あんまり情けないので、元巨人軍投手の桑田真澄を特別コーチに招聘
したという。桑田コーチは嘆いていた。
「投手は打たれても悔しがらない。打者は凡退しても悔しがらない。
ヘラヘラと照れ笑いをしている。これじゃあ勝てるわけがない」
東大野球部は六大学野球のお荷物と言われてきた。リーグから外せという声も出ている。
この偏差値秀才たち、練習をサボってるわけではない。むしろ逆で、練習をやりすぎてる。
1日12時間も練習するという。アホ、ボケ、カス……頭わいてんちゃうか?
さすがに桑田コーチはこのダラダラ練習をやめさせ、短時間集中型の練習に切り替えさせた。
そんなことジョーシキで、桑田でなくともわかりそうなものだが、オツムの出来が異なる
東大生と東大出の監督にはわからない。
女房の兄が東大出だから、東大の悪口を言うと何かと差し障りがありそうだが
(どうせ見てねえからいいか)、東大の野球部員の多くはこう考えるのだという。
(オレたちは野球も勉強もしなけりゃいけない。文武両道だからだ。
しかるに他大学の野球部員は勉強せずに野球ばっかりやってる。
そんな野球バカに勝てるわけないじゃん……)
自分たちが弱いのは頭のよさの裏返し? ついそんなふうに考えてしまうから、
負けが「屈辱」にならず「誇り」になってしまう。負のスパイラルはタチが悪いのだ。
しかしなんとも鼻持ちならない連中ではないか。
ボクは「真のエリート」の存在を否定しない。むしろ絶対必要だと思っている。
前号で〝世論〟というもののいいかげんさについて書いた。どの国にあっても、
大衆は愚かなもので、広い教養に支えられた大局観などあり得べくもない。
真のエリートとは何か。藤原正彦が明確に定義づけている。
《文学、歴史、思想、科学などの広範な教養に裏打ちされた
圧倒的な大局観や総合判断力を有し、いざというときには
国家のために命を捧げる気概を有する者》だと。
東大野球部出の人間は、はたして真のエリートに成り得るか?
彼らは心底そう思っているだろうが、ボクはまったく思わない。
残念だが、せいぜい財務省とか県警の〝ダラ幹〟になって
部下に威張り散らすくらいが関の山だろう。
受験テクニックに長け、記憶力がいいだけの偏差値秀才
(コンピュータ1台あればで間に合っちゃいます)に、
圧倒的な大局観など期待するほうがまちがっている。
ああ、東大(東京大工組合のことです)を蹴っ飛ばし慶大に行っといて、
ほんとうによかった(←こいつが一番アホや)。
←とめてくれるな、おっかさん!
ああ、親は慈悲垂れ、子はクソ垂れる。
その昔、東大でもゲバルトの嵐が
吹き荒れましたですな。
1時間ほど汗を流す。もうかれこれ5年以上続いているから、飽きっぽい性格の
ボクにしては〝一大珍事〟の部類に入る。
長く続いている要因をつらつら考えると、いくつか思い当たるフシがある。
たぶん一番の要因は運動後の〝水分?補給〟だろう。たっぷり汗をかいたボクたちは、
その足でコンビニに寄り、缶ビールとつまみを確保する。そして団地脇にある公園の
ベンチで渇いた喉をうるおし、バカッ話に花を咲かせたあと、「また来週!」といって
散会するのである。キャッチが主なのかプチ宴会が主なのか、判然としなくなっているが、
ただのキャッチだけだったら、こんなに長くは続かなかっただろう(飲んべえは意地汚いからな)。
どうせおっさんのキャッチボールだろ、などと侮ってはいけない。
最初は蝶々が止まれるくらいのゆる~い球を投げ合っていたが、肩ができるにつれ
剛速球を投げ込めるまでに進化していった。これでも若い頃は120キロ台後半の速球を
ビシビシ投げ込んでいた(スピードガンで測りました)。さすがに還暦になると球速の衰えは
いかんともしがたいが、それでも生っちょろい若者の投げるへなちょこ球よりは
数段活きがいい。
ウソだと思ったら、ためしにボクの直球を受けてみたらいい。スナップの利いた球が
手元でグーンと伸びるから、へたをすると受けそこなったりつき指をしたりする。
相棒はうっかり股間(♪静かな股間の森の陰から~)で受けてしまい、タマタマが青黒く
変色してしまった。そして数日間は閨房の褥での〝夜なべ仕事〟ができなかった
という(奥さん、ゴメンナサイ)。またフォークボールは落差が大きいので、あらかじめ
言っておかないと容易に捕球できない。われら草野球世代のキャッチボールを、
ゆめゆめ侮ってはいけないのである。
話変わって、東大の野球部の連敗が続いている。'10年秋から56連敗中というから、
その負けっぷりはみごとと言う外ない。昨夜、NHKの『クローズアップ現代』でその話題を
取りあげていた。あんまり情けないので、元巨人軍投手の桑田真澄を特別コーチに招聘
したという。桑田コーチは嘆いていた。
「投手は打たれても悔しがらない。打者は凡退しても悔しがらない。
ヘラヘラと照れ笑いをしている。これじゃあ勝てるわけがない」
東大野球部は六大学野球のお荷物と言われてきた。リーグから外せという声も出ている。
この偏差値秀才たち、練習をサボってるわけではない。むしろ逆で、練習をやりすぎてる。
1日12時間も練習するという。アホ、ボケ、カス……頭わいてんちゃうか?
さすがに桑田コーチはこのダラダラ練習をやめさせ、短時間集中型の練習に切り替えさせた。
そんなことジョーシキで、桑田でなくともわかりそうなものだが、オツムの出来が異なる
東大生と東大出の監督にはわからない。
女房の兄が東大出だから、東大の悪口を言うと何かと差し障りがありそうだが
(どうせ見てねえからいいか)、東大の野球部員の多くはこう考えるのだという。
(オレたちは野球も勉強もしなけりゃいけない。文武両道だからだ。
しかるに他大学の野球部員は勉強せずに野球ばっかりやってる。
そんな野球バカに勝てるわけないじゃん……)
自分たちが弱いのは頭のよさの裏返し? ついそんなふうに考えてしまうから、
負けが「屈辱」にならず「誇り」になってしまう。負のスパイラルはタチが悪いのだ。
しかしなんとも鼻持ちならない連中ではないか。
ボクは「真のエリート」の存在を否定しない。むしろ絶対必要だと思っている。
前号で〝世論〟というもののいいかげんさについて書いた。どの国にあっても、
大衆は愚かなもので、広い教養に支えられた大局観などあり得べくもない。
真のエリートとは何か。藤原正彦が明確に定義づけている。
《文学、歴史、思想、科学などの広範な教養に裏打ちされた
圧倒的な大局観や総合判断力を有し、いざというときには
国家のために命を捧げる気概を有する者》だと。
東大野球部出の人間は、はたして真のエリートに成り得るか?
彼らは心底そう思っているだろうが、ボクはまったく思わない。
残念だが、せいぜい財務省とか県警の〝ダラ幹〟になって
部下に威張り散らすくらいが関の山だろう。
受験テクニックに長け、記憶力がいいだけの偏差値秀才
(コンピュータ1台あればで間に合っちゃいます)に、
圧倒的な大局観など期待するほうがまちがっている。
ああ、東大(東京大工組合のことです)を蹴っ飛ばし慶大に行っといて、
ほんとうによかった(←こいつが一番アホや)。
←とめてくれるな、おっかさん!
ああ、親は慈悲垂れ、子はクソ垂れる。
その昔、東大でもゲバルトの嵐が
吹き荒れましたですな。
4 件のコメント:
ROUさん、
こんにちは。
手短に。
良いじゃないですか、そういう野球部が東京六大学の中に残ってたって。
別にプロの丁々発止を楽しみに行くわけでもないんで、悪く言えば「温い」試合をやってても。
世の中、そこまでギスギスしなくていいんです。
ROUさんの嫌いなKOの野球部にも甲子園経験者が28人もいる!他の私立同様特別枠があるのかと思いきや、何年か前に塾高が甲子園に出たことがあるんで、その時の部員が上に上がってきたからだそうです。何のことはなかった・・・・
では。
NICK様
ボクは東大野球部を六大学リーグから外せ
といってる訳じゃないのです。
東大野球部員の脳味噌をマルコメ味噌に
取っ替えろ、と言っているのです。
ボクには東大出の友人がいっぱいいますが、
みんな〝変〟です。まともじゃないです。
世間様とズレてることに気づいていません。
そこがおもしろくてつき合っていますが、
やっぱり頭のネジが数本外れてる感じです。
大学受験期にない頭をあんまり使いすぎて、
オーバーヒートしたあげくに発酵しちゃって
いるんですかね。
ボクは体育系大好き人間ですが、
〝血と汗と涙〟の青春、といったような、
安物のスポ根ドラマは好きじゃありません。
東大生なら東大生らしく、もっと効率的で
実のある練習をすればいいのに、なんと12時間
もダラダラとやっている。ガッカリです。
それと試合に負けてもニヤけている、
あの負けじ魂の欠如が許せません。
コンチクショー、今にみておれ!
スポーツマンに求められるのは闘争心のみ。
帰山人氏の言葉を借りれば、
〝加齢なるガッツ美(華麗なるギャツビー)〟
でしょうか、ガッツのない男は去れ、です。
KO野球部のことは知りません。
興味もないです。
しまふくろうさま、こんばんは(*^^*)
おとといは頭のなかを「TAKE 5」が流れ、
昨日は「月月火水木金金」が流れ、
そして今日は「トッカータとフーガ」が流れていたという~脈絡のない木蘭でございます(笑)
闘争心は私にもございました。
吹奏楽コンクールで「銀賞」だった時、
悔しくて泣きました。
「全国大会で銀賞なんだし、金がとれなくてもいいじゃない」という人がおりましたが、
一所懸命に練習に励んできたからこそ、
目標にたどり着けなかった口惜しさがあります。
自分一人のミスが、ひとつの音楽をダメにしてしまう。
みんなに迷惑をかけてしまう。
そんなことがあってはならないから、
懸命に練習しましたし・・・。
野球にも同じことがいえるでしょうにねぇ・・・
今回のブログを拝見し、
私もしまふくろうさまと同じように「がっかり」しました・・・
敗けたのに笑っていられるという心理は、
私も分かりません。
ははぁ、
ノーミソをマルコメにですか・・・
マザコンが多そうだから~お母さん味噌のほうがよろしいのでは(笑)
木蘭様
おはようございます。
さて吹奏楽コンクールで銀賞とはスゴイな!
あと一歩だったんですね。
悔しいですよね、これは。
民主党の蓮舫が
「2番じゃダメなんでしょうか?」
と〝迷言〟を吐きましたが、
「ダメなんです」という外ない。
勝負は勝てばいい、というものではもちろんない。人間はケダモノではありませんからね。
惻隠の情といったものもあるでしょう。
でも真剣勝負の時は互いに死力を尽くすべきで、それは相手に対する敬意でもあります。
記憶力のいい悪いはあるでしょうが、
人間、頭がいいとか悪いというのはあるのでしょうか。
何をもって頭がいいというのか。
ボクにはよく分かりません。
マルコメ味噌はあまり上等なみそではないけれど、東大生の発酵しすぎた脳みそよりはまだマシかなと(笑)。
わが家の隣人たちは東大卒ばかり。
このブログを読んでいないことを祈ります(笑)。
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