2012年10月3日水曜日

ゲイシャで2度いく

昨日、久しぶりにゲイシャと遊んだ。女房が留守なのでちょっとした火遊び。
生殺しのままじゃかわいそうなので、とうとう最後までイッテしまった。

ゲイシャ遊びにうつつを抜かす連中は揃ってこう言う「ゲイシャは生殺しがいい」と。
ボクはそうは思わない。やはり2度いかせてあげたほうがいい。あっちも喜ぶし、
こっちだって後味がいい。色香ばかりを嗅いでいたって始まらないではないか。

もともとゲイシャ遊びは好きではなかった。金はかかるし、後を引くし。
でも熱心に勧める人がいて、とうとうその誘惑に抗しきれず、ハマってしまった。
金にあかしてドンパチやり、鼻が曲がるほどアソコの匂いを嗅いだ。
でも、もう飽きた。ナポレオンだってジョセフィーヌのあの匂いには閉口してたもの。
飽きるのだよね、あのニオイは。

というよりフライパン上のアヒルではないが、熱~い鉄板の上で2度も3度ぴょんぴょん
跳ねれば、よがり声とともに体臭なんて消えてしまう。代わりにまったりとした濃醇な味。
後朝(きぬぎぬ)の別れもへちまもない。味わい尽くしたらハイサヨナラだ。
遊び戯れた部屋には残り香が漂っている。で、証拠隠滅のため消臭ファブリーズを
あっちこっちにシュッシュッシュッ……。

こいつはいったい何の話をしているんだ? また昼間から酔っぱらっているのか?
ふふ……素人衆にはさっぱりでしょうね。でもコーヒー関連の人ならすぐわかる。
生殺しがいいとか2度イクとか、アソコの匂いがたまらんとか……。
ボクは中途半端な生殺しはきらい。やっぱ最後までいかせちゃったほうがいい。
そこにはめくるめくような、実に味わい深い世界が広がっている。

さて話変わって次女が家を出て早や5ヵ月。女房とはしょっちゅうスマホでやりとりしているようで、
時々暮らしぶりが耳に入ってくる。最近はおやじの淹れてくれたコーヒーがやけに懐かしく、
寮でも自家焙煎コーヒーが飲みたいのだという。といってもドリッパーもないしミルもない。
「早く買い揃えろ!」と言ってあるのだが、仕事が忙しいのか、いっこうに買う気配がない。

近く家族の会食があるので、その時にでも、心入れのコーヒー(ゲイシャじゃない)を
持たせてあげよう。あのねんねも、ようやくコーヒーのほろ苦さが分かる年頃になったようだ。
嬉しいけどちょっぴり淋しく、そして哀しい。還暦は感じやすい年頃なのだ。






 

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