民放のドラマやバラエティ番組は見ないことにしている。
あの雛壇みたいなところにバカ面をさらしている〝芸ノー人〟
とか、タレントと呼ばれる軽薄才子を見ていると頭が痛くなる。
あんなアホ番組を10年20年と倦かずに作り続け、
公共電波上に垂れ流してきたテレビ局の罪科は、
いったいいつになったら問われるのだろう。
作るほうも作るほうなら、見るほうも見るほうで、
あれらのバカ番組が日本人の民度と品位をどれほど
おとしめてきたことか。
新宿の映画館で『442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍』
というドキュメンタリーを観た。第二次世界大戦中、日系二世たちは
父祖の祖国である日本のためではなく、その敵国であるアメリカの
ために戦った。
日米開戦以降、日系人は〝適性国民〟とされ、強制収容所に追われた。
激しい差別と財産の没収。しかし二世たちは「祖国アメリカ」に忠誠を示すため、
ヨーロッパの激戦地でめざましい戦果をあげる。
おびただしい数の死と激しい心の葛藤――僕は涙がとまらなかった。
欧州戦線で右腕を失ったダニエル・イノウエ米上院議員(国防小委員長)は、
「必要に応じて報復する態勢が整っていることを知れば、
相手は軽挙妄動することはない」と、軍備増強の大切さを説く。
外交の場では、一歩譲れば、相手は二歩三歩と踏み込んでくる。
東シナ海を「友愛の海にしましょう」などと唱える甘ちゃんなど、
老獪中国にとってはカモがネギを背負ってきたようなものだ。
その後の外交上の失点は、すべて鳩山が蒔いたタネだ。
あの焦点の定まらぬ虚ろな目をした軽薄男は、
ほとんど国賊と云っていいだろう。
古武士のような日本人は、バカ番組隆盛の日本では
とっくに払底してしまったが、アメリカや南米ブラジルの地で
かろうじて命脈を保っている。北方四島まで危うくなった今もなお、
〝♪ええじゃないか、ええじゃないか〟と浮かれ狂う本家本元のニッポン人。
ほんとに情けない国になってしまった――。
0 件のコメント:
コメントを投稿