2015年5月13日水曜日

腰痛よ、さようなら!

何度も言いますが、私は持病の腰痛から完全に解放されました。
たびたび泣かされてきたギックリ腰ともみごとサヨナラです。
膝の具合は今ひとつですが、それでも見違えるくらいよくなってきています。
みんな筋トレとストレッチのおかげなのです。

腰痛に悩んでいる人は世にごまんといます。実際、周囲を見まわせば腰痛膝痛の患者
ばかりです。それぞれに体操したり腹筋背筋を鍛えたりと、対策を講じているとは思うの
ですが、「決め手がない」とこぼす人もまた多いようです。そんな人たちにシマナカ流の
〝腰痛克服術〟を授けたいと思います。これが実にシンプルなのです。

用意するものは「アンクルウエイト」だけ。足首に巻きつける重しです。
スポーツ用具店で売っていますが、私はディスカウントストアの「ロジャース」で買いました。
こっちのほうがはるかに安いからです(1000円前後)。最初は1キロのものを使っていましたが、
物足りなくなり、いまは1.5キロの〝足枷(あしかせ)〟を装着しています。
家康の人生訓ではありませんが、《人生は重き荷を背負い長き道を行くがごとし》を
そのまま実践しております。

隣町の練馬区大泉学園町に素敵なカフェがあります。
プールの帰りに時々寄ったりするのですが、この店のマダムとたまたま腰痛の話に
なったとき、マダムがこのアンクルウエイトを勧めてくれたのです。自身もお店では
着けていて、ウォーキングの際にも500グラムのそれを手放さないそうです。
そのおかげなのか、永年悩まされていた腰痛ともみごとおさらばし、同じ悩みを
抱える常連さんなどにも推奨しているそうです。

私は腰痛だけでなく膝痛も抱えていますから、藁をもすがる思いで買い求めました。
そしてさっそく膝と腰のための筋トレを開始したのです。なにごとも極端から極端に
突っ走る性格の私は、膝痛を軽減するため、まずは大腿四頭筋(太もも)を鍛える
ところから始めました。椅子に座って左右の脚を直角に上げ下ろしするのです。
もちろん足首にはウエイトが着けてあります。このウエイトを着けたまま左右で20回ずつ、
数セットをこなします。

これで太ももと腹筋がかなり鍛えられます。ただしこれだけに留まりません。
ウエイトを着けた足首にさらに5キロのウエイトをぶら下げるのです。つまり、
片脚に1.5+5=6.5キロの重しをぶら下げます。いまは平気でできますが、
初期の頃、いきなりこれをやったら腹筋が痙()ってしまい、あまりの痛さに
床を転げ回ったことがあります。段階を踏んで徐々に負荷を高めていく、
という悠長なことができない性格なのです。せっかちというよりバカなんですね。

腹筋と背筋の筋トレはすべてこの1.5キロのウエイトを着けたまま行います。
背筋でよくやるのは床に大の字になり、両の手足をそのままエビのように反らせる運動
です。大の字になってスカイダイビングしているかっこうを想像してみればお解りでしょう。
そのエビ反り状態で約20秒。これを数セット繰り返します。

腹筋背筋の次は体幹トレーニングです。ネット上で検索すればいろんなトレーニング法が
紹介されていますが、私がもっぱら励行しているのはこれです。












このままの状態を30秒保ったら、今度は右腕で支えて右脚を上げて30秒。
なんだ簡単じゃないか、と思われるかもしれませんが、初心者はこれだけでも大変です。
まず身体のバランスがとれずにグラつきます。コツをつかみ安定させるまでが大変なのです。

私は例によって足枷1.5キロを着けたままこのポーズをとります。そして右腕と左脚を
屈伸させ、右肘と左膝をお腹のあたりでタッチさせるのです。これを片側30回、
だいたい1分ほどかかります。この運動を左右2セットずつやれば、見違えるほど体幹が
鍛えられます。

女性の場合、アンクルウエイトは500グラムのものが適正ではないでしょうか。
筋肉が付いてきたら1キロのものに替えてもいいでしょうが、あまりムリをすると
筋肉を痛めてしまいます。焦らず続けるのがコツです。

これらのトレーニングのおかげで、水泳も心なしか上達したように思われます。
バタフライを難なくこなせるのは、たぶんこのトレーニングのおかげでしょう。
腹筋・背筋、そして体幹トレーニングは水泳には必須なのです。

昨日、台風6号が関東地方を直撃するというので、バルコニーの植木を移動させました。
とりわけ女房が丹精のバラの鉢植えは重さが数十キロあります。以前の私でしたら、
持ち上げようとした途端に腰を「グギッ」とやってしまうところでしょうが、筋トレで鍛えた
いまの私はヒョイと持ち上げてしまいます。ギックリ腰になる恐れをまったく感じないのです。

私は腰痛で悩む近所の〝人妻〟たちに、この筋トレの効用を機会あるごとに説いています。
場合によっては地ベタに這いつくばり、体幹トレーニングのやり方を実践して見せたりします。
愛想のないおじさんたちにはもちろん教えてあげません。人妻専門なのです。

世の悩める腰痛持ちの皆さま!
私のこの筋トレ法をぜひ実践してみてください。
腰痛は必ず治ります。あとは実行あるのみです。



※後日談
ある朝、なにげなく、何のためらいもなく、腰を折り曲げ、
ひょいと10キロのダンベルを持ち上げようとしたら、
「グギッ」
とうとうやってしまいました。「ギックリ腰の恐れをまったく感じない」
と豪語しましたが、訂正します。何ごとも過信は禁物です。
すぐ調子に乗る、というのがわたしの悪い癖。大いに反省しております。








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