ほんの数年前までは、「憲法改正」を口にすると右翼軍国主義者と呼ばれた。
これが政治家だったら政治生命を失いかねなかった。「改憲」はタブーだったのだ。
ところがどうだ、最近の世論調査では「改憲すべきだ」が51%(読売新聞)とか
56%(日経新聞)を占めている。尖閣諸島や竹島、北朝鮮の核問題で目がさめたのか、
「不磨の大典」にもようやく手が入れられようとしている。此度の〝黒船〟は
アメリカではなく支那や朝鮮。平和ボケした日本人の目を醒ましてくれたのだから、
持つべきものは善きサマリア人、いや平和を愛する隣人諸国だ(んなわけねーだろ!)。
《世論なんて、お盆の上の豆みたいなもの。右へ傾ければ右へ、左へ傾ければ左へ、
ザザーッと一斉に転がっていく。新聞報道もおんなじね》
と言ったのは作家の曾野綾子。世論とか民意といったものがいかにいいかげんで
当てにならないものか、まさに正鵠を得た発言というべきであろう。
「護憲派」は相変わらず平和憲法を守ろう、第9条を守ろうと気勢を上げているが、
第9条のおかげで戦後の平和が保たれていたわけでは決してない。
戦後日本の平和は東西冷戦という状況下、日米安保条約という軍事同盟によって
守られていたのである。そこのところを勘違いしてもらっては困る。
日本国憲法がアメリカの植民地だったフィリピン憲法を下敷きにしているという事実は
あまり知られていない。同国憲法の第2条には〝戦争放棄〟がたしかに謳われている。
占領下の人間は、未来永劫、ご主人様に歯向かってはいけませんよ、という占領者側の
思いが込められている憲法で、わが日本国憲法がわずか1週間で書き上がったというのも、
こうした下敷きがあってのことであれば容易に納得できる。
同じく敗戦国だったドイツの場合はどうか。ドイツに対しても占領軍の米英仏は
自分たちに都合のいい憲法を押しつけようとした。が、ドイツ人は国際法を楯に抵抗した。
国際法の「陸戦の法規慣例に関する条約」の付属書第43条には、
『一国の主権が侵害されているときに、その国の根本的な法体系や憲法を
占領国が変えてはならない』(大約)とある。ドイツはこの条項を楯に抵抗したのだ。
日本はどうか。当時、日本にはこの陸戦法に関する条約を言うものが誰もいなかった。
そのため、幣原喜重郎首相がGHQの草案をいとも易々と受け入れてしまったのである。
ドイツが新憲法を作ったのは1949年。ナチスドイツの反省から、侵略戦争を違憲とする
平和的な憲法を作った。しかし、国家たるもの武力を保持しなくてはならない、とする
考えが根強く、'54年に憲法を改正、その後も次々と改正し、軍事力を整えてきた。
1968年、ソ連がチェコを侵略する。あの有名な〝プラハの春〟である。
その年、ドイツは憲法の大改正をおこない徴兵制を復活させる。
ドイツの国土を守るのは、ドイツ国民の責任と義務である、と明確に規定したのだ。
そして今日まで、ドイツは59回も憲法を改正している(2013年現在)。
'54年の第1回改正から数えるとちょうど59年、
なんと毎年1回の割合で改正している計算になる。
憲法改正はタブーでも何でもなく、ごくふつうにおこなわれていることなのである。
「日本の国土を守るのは、日本国民の責任と義務である……」
戦後68年間、アメリカの囲い者となって、骨の髄までメカケ根性が染みついてしまった
日本人には、こんな当たり前のことすらわからなくなっている。
長い間、腕っぷしの強い旦那の懐でぬくぬくしてきたために、国際社会で何が起きても、
「無責任」「無関心」を押しとおし、「平和ボケ」の中で安住してきた。
「たとえメカケと呼ばれようと、旦那様の庇護の下に暮らしたほうが楽ちんでいいわ」
という意見もあるだろう。でもね、アメちゃんという旦那はそれほどお人好しではないですよ。
アメちゃんが日本を軍事的にも経済的にも保護育成したのは、米ソの冷戦があったから。
共産主義への砦として、また東側陣営に向けた一種の高級ショールームとして、
日本や西ドイツの経済発展が必要だったからであって、それがアメリカの国益にかなった
からに他ならない。国際情勢が変わり、アメリカの国力の低下が叫ばれる時代にあっては、
いつまでも安穏としたラシャメン(洋妾)暮らしが続けられるとはかぎらないのである。
フィリピン憲法のコピーを後生大事に信奉している護憲派の教条主義者たちよ。
アメちゃんにむりやり押しつけられた憲法に頬ずりする矜恃なき者たちよ。
ワイドショー的で薄っぺらな正義感をふりまわす視野狭窄の左翼リベラリストどもよ。
ちったァ冷静な目で、歴史をおさらいしてみたらどうなんだ?
かの鉄血宰相ビスマルクも言っているではないか。
《愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ》と。
おのれのつまらぬ経験など、何ほどの価値があろう。
もちろんあなたたち(メカケ根性丸だしの護憲派の人たち)は愚者も愚者、
徹頭徹尾グシャグシャであります。グシャ、グシャ、グシャ…
これが政治家だったら政治生命を失いかねなかった。「改憲」はタブーだったのだ。
ところがどうだ、最近の世論調査では「改憲すべきだ」が51%(読売新聞)とか
56%(日経新聞)を占めている。尖閣諸島や竹島、北朝鮮の核問題で目がさめたのか、
「不磨の大典」にもようやく手が入れられようとしている。此度の〝黒船〟は
アメリカではなく支那や朝鮮。平和ボケした日本人の目を醒ましてくれたのだから、
持つべきものは善きサマリア人、いや平和を愛する隣人諸国だ(んなわけねーだろ!)。
《世論なんて、お盆の上の豆みたいなもの。右へ傾ければ右へ、左へ傾ければ左へ、
ザザーッと一斉に転がっていく。新聞報道もおんなじね》
と言ったのは作家の曾野綾子。世論とか民意といったものがいかにいいかげんで
当てにならないものか、まさに正鵠を得た発言というべきであろう。
「護憲派」は相変わらず平和憲法を守ろう、第9条を守ろうと気勢を上げているが、
第9条のおかげで戦後の平和が保たれていたわけでは決してない。
戦後日本の平和は東西冷戦という状況下、日米安保条約という軍事同盟によって
守られていたのである。そこのところを勘違いしてもらっては困る。
日本国憲法がアメリカの植民地だったフィリピン憲法を下敷きにしているという事実は
あまり知られていない。同国憲法の第2条には〝戦争放棄〟がたしかに謳われている。
占領下の人間は、未来永劫、ご主人様に歯向かってはいけませんよ、という占領者側の
思いが込められている憲法で、わが日本国憲法がわずか1週間で書き上がったというのも、
こうした下敷きがあってのことであれば容易に納得できる。
同じく敗戦国だったドイツの場合はどうか。ドイツに対しても占領軍の米英仏は
自分たちに都合のいい憲法を押しつけようとした。が、ドイツ人は国際法を楯に抵抗した。
国際法の「陸戦の法規慣例に関する条約」の付属書第43条には、
『一国の主権が侵害されているときに、その国の根本的な法体系や憲法を
占領国が変えてはならない』(大約)とある。ドイツはこの条項を楯に抵抗したのだ。
日本はどうか。当時、日本にはこの陸戦法に関する条約を言うものが誰もいなかった。
そのため、幣原喜重郎首相がGHQの草案をいとも易々と受け入れてしまったのである。
ドイツが新憲法を作ったのは1949年。ナチスドイツの反省から、侵略戦争を違憲とする
平和的な憲法を作った。しかし、国家たるもの武力を保持しなくてはならない、とする
考えが根強く、'54年に憲法を改正、その後も次々と改正し、軍事力を整えてきた。
1968年、ソ連がチェコを侵略する。あの有名な〝プラハの春〟である。
その年、ドイツは憲法の大改正をおこない徴兵制を復活させる。
ドイツの国土を守るのは、ドイツ国民の責任と義務である、と明確に規定したのだ。
そして今日まで、ドイツは59回も憲法を改正している(2013年現在)。
'54年の第1回改正から数えるとちょうど59年、
なんと毎年1回の割合で改正している計算になる。
憲法改正はタブーでも何でもなく、ごくふつうにおこなわれていることなのである。
「日本の国土を守るのは、日本国民の責任と義務である……」
戦後68年間、アメリカの囲い者となって、骨の髄までメカケ根性が染みついてしまった
日本人には、こんな当たり前のことすらわからなくなっている。
長い間、腕っぷしの強い旦那の懐でぬくぬくしてきたために、国際社会で何が起きても、
「無責任」「無関心」を押しとおし、「平和ボケ」の中で安住してきた。
「たとえメカケと呼ばれようと、旦那様の庇護の下に暮らしたほうが楽ちんでいいわ」
という意見もあるだろう。でもね、アメちゃんという旦那はそれほどお人好しではないですよ。
アメちゃんが日本を軍事的にも経済的にも保護育成したのは、米ソの冷戦があったから。
共産主義への砦として、また東側陣営に向けた一種の高級ショールームとして、
日本や西ドイツの経済発展が必要だったからであって、それがアメリカの国益にかなった
からに他ならない。国際情勢が変わり、アメリカの国力の低下が叫ばれる時代にあっては、
いつまでも安穏としたラシャメン(洋妾)暮らしが続けられるとはかぎらないのである。
フィリピン憲法のコピーを後生大事に信奉している護憲派の教条主義者たちよ。
アメちゃんにむりやり押しつけられた憲法に頬ずりする矜恃なき者たちよ。
ワイドショー的で薄っぺらな正義感をふりまわす視野狭窄の左翼リベラリストどもよ。
ちったァ冷静な目で、歴史をおさらいしてみたらどうなんだ?
かの鉄血宰相ビスマルクも言っているではないか。
《愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ》と。
おのれのつまらぬ経験など、何ほどの価値があろう。
もちろんあなたたち(メカケ根性丸だしの護憲派の人たち)は愚者も愚者、
徹頭徹尾グシャグシャであります。グシャ、グシャ、グシャ…
6 件のコメント:
老先生こんにちは
政治の話は難しいです。
yumi chanには頭にお花が咲いていると
言われております。
ROUさん、こんにちは。
日米安保協定のおかげで日本は平和な社会を謳歌してきた、という時間軸上の「事実」は疑いようもないわけですが・・・
いったん日本に外国勢力が攻め込んできた時、米国は多分防戦のお手伝いはしてくれることでしょう。
しかしながらですよ、その外国が「米国」であったとしたならば、やられ放題のこんこんちきってことになりますな。
米国がひきつれて来れば他の国だってガンガンやって参りますですよ。
以前もちょっと書いたのですが、サンフランシスコ平和条約(講和条約?)で日本の主権が回復した、という事なら今の憲法は、建前上日本人が作ったという事であるなら、主権の無い国民が作ったわけですから、無効でかんすよ。
最初からもう一回作りなおせばよろし。で、ついでに9条何ぞ取っ払ってしまえばなおよろし。
あー、怖いこと言ってしまった。
NICK様
怖いこと言ってしまった、と思うことが
そもそも怖いことで、知らぬうちに
護憲派の言い分に縛られているのであります。
今の憲法に正当性なんかないのですから、
「改憲」ではなく、いっそ「廃憲」にし、
明治の帝国憲法に戻してから新たに
作り直せばいいのです。
戦争放棄を憲法に謳ってさえおけば
戦争に巻き込まれない、なんて考えている
人間は、愚かなる念力主義者です。
のんのん娘様
yumi様はさすがにできた妹御。
愚姉の頭の上にお花が咲いていることを
よくご存じです。
でもね、姫様はグシャグシャでいいんですよ。
のんきに花を咲かせてるくらいがちょうど
いいんです。
憲法がどうしたこうしたとか、
難しいことは考えず、
ひたすら鼻毛の伸びた男を探してください。
草葉の陰から応援してます。
老先生、草葉の陰から驚かさないで下さいね♪
豆鉄砲くらったハトみたいな顔になっちゃいます。(笑)
老婆心様
頭のてっぺんにお花が咲いてる人は
どーして鼻毛の出た男が好きなのか。
それだけが謎です。
信楽焼のタヌキみたいな顔をした
経団連の米倉会長は、
いつも鼻毛が出ています。
「あなた、鼻毛くらい切りなさいな」
と令夫人はどうして注意しないのでしょう。
それもボクには謎です。
老婆心さんが、
なぜ鼻毛男を好むのでしょう。
ボクにはサッパリわかりましぇーん。
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