昨日の朝、またまたギックリ腰をやってしまった。
日頃、水泳やジョギングで身体を鍛えているつもりなのだが、
持病の腰痛は相変わらずだし、時々、このギックリ腰を再発させてしまう。
今朝は駅前のT歯科に一番で予約してあったので、無理して出かけた。
杖をつき、カメのようにのろのろと、途中で何度も一服し、
どうにかこうにかたどり着いた。ふと気づいたのだが、どういうわけか、
歩行の際に身体が右に15度ほど傾いている。どんな状況下にあっても、
左傾化することがないという志操堅固な精神。まさに日頃の精進のたまものだろう。
われながら自分を褒めてやりたくなる。
いくぶん首うなだれ、哀れっぽいかっこうで医院の扉を開けたら、
可愛い受付嬢が「どうしちゃったんですかァ?」
と驚き、やさしくいたわってくれた。がんばった甲斐があった。
この駅前のクリニックにはすでに15年通っている。院長の腕は並みの上といったところだが、
歯科技工士たちがいい。腕だけでなく、なんと粒選りの美女ばかりが揃っているのだ。
たぶんそのお陰だと思うが、近隣に数店舗を展開、どこもみなハレムか後宮のように
美女たちが迎えてくれる。当然のことながら待合室は助平なおじさんたちでいっぱいだ。
ボクが浮気をせず15年間通い続けられたのも、この〝美女パワー〟のお陰なのである。
さて、いつも思うのだが、診察台に横になり、大口開けている図はどう見たって間が抜けている。
それに口の中なんて歯垢がいっぱい溜まっているし、虫歯だってある。歯抜けのジジババだって
来るのだから、惨憺たる光景で、とても見られたもんじゃない。
人一倍美意識の発達しているボクとしては、実にどうにも、堪えがたいひとときなのである。
おまけに、そのマヌケな口の中を「どれどれ」とばかり美女にのぞかれる。
時には指を乱暴に突っ込まれ頬を横に引っぱられる。そしてガリガリやられる。
いつだったか、「はい、アーンして」といわれたことがある。俺は赤ちゃんか?
それでも美女にグリグリされたり、プニュプニュされたりするのは気持ちがいい。
意図的なのか、美女の胸が時折ボクの頭にツンツン当たることがある。
「男の患者さんには〝スペシャルサービス〟をしてやるように」
と、商売上手の院長からきつく言い渡されているにちがいない。
こんな素敵なサービスがあるのなら、おじさんたちは這ってでも通う。
ところが、支店網を拡大しすぎたのか、美人技工士が品薄で、
なかなか集められなくなったという。時折、相撲取りみたいな体格を
したおばさん技工士を見かけることが多くなったから、
いよいよ急速成長のひずみが出てきたのかもしれない。
「でね、最近は男の、それもジャニーズ系の技工士を採るようにしたんですよ」
マジメな顔して院長が言う。いったいどーゆう経営方針なのだ。
結果、おばさんの患者が急増したという。
「ひどいな。そんなのマニフェスト違反じゃないの」
ボクが厳重に抗議すると、院長は「ヘッヘッヘ」と笑い、空っとぼけた。
今日は頭のツンツンはなく、最初から最後まで院長にガリガリ、バキバキと
乱暴にいじくり回された。ギックリ腰をおしてわざわざ行ったのに、何という仕打ち。
サイテーの1日が始まった。
←こんな美人にグリグリ、ぱみゅぱみゅされたい。
「はい、アーンして」
「アッハーン……」
日頃、水泳やジョギングで身体を鍛えているつもりなのだが、
持病の腰痛は相変わらずだし、時々、このギックリ腰を再発させてしまう。
今朝は駅前のT歯科に一番で予約してあったので、無理して出かけた。
杖をつき、カメのようにのろのろと、途中で何度も一服し、
どうにかこうにかたどり着いた。ふと気づいたのだが、どういうわけか、
歩行の際に身体が右に15度ほど傾いている。どんな状況下にあっても、
左傾化することがないという志操堅固な精神。まさに日頃の精進のたまものだろう。
われながら自分を褒めてやりたくなる。
いくぶん首うなだれ、哀れっぽいかっこうで医院の扉を開けたら、
可愛い受付嬢が「どうしちゃったんですかァ?」
と驚き、やさしくいたわってくれた。がんばった甲斐があった。
この駅前のクリニックにはすでに15年通っている。院長の腕は並みの上といったところだが、
歯科技工士たちがいい。腕だけでなく、なんと粒選りの美女ばかりが揃っているのだ。
たぶんそのお陰だと思うが、近隣に数店舗を展開、どこもみなハレムか後宮のように
美女たちが迎えてくれる。当然のことながら待合室は助平なおじさんたちでいっぱいだ。
ボクが浮気をせず15年間通い続けられたのも、この〝美女パワー〟のお陰なのである。
さて、いつも思うのだが、診察台に横になり、大口開けている図はどう見たって間が抜けている。
それに口の中なんて歯垢がいっぱい溜まっているし、虫歯だってある。歯抜けのジジババだって
来るのだから、惨憺たる光景で、とても見られたもんじゃない。
人一倍美意識の発達しているボクとしては、実にどうにも、堪えがたいひとときなのである。
おまけに、そのマヌケな口の中を「どれどれ」とばかり美女にのぞかれる。
時には指を乱暴に突っ込まれ頬を横に引っぱられる。そしてガリガリやられる。
いつだったか、「はい、アーンして」といわれたことがある。俺は赤ちゃんか?
それでも美女にグリグリされたり、プニュプニュされたりするのは気持ちがいい。
意図的なのか、美女の胸が時折ボクの頭にツンツン当たることがある。
「男の患者さんには〝スペシャルサービス〟をしてやるように」
と、商売上手の院長からきつく言い渡されているにちがいない。
こんな素敵なサービスがあるのなら、おじさんたちは這ってでも通う。
ところが、支店網を拡大しすぎたのか、美人技工士が品薄で、
なかなか集められなくなったという。時折、相撲取りみたいな体格を
したおばさん技工士を見かけることが多くなったから、
いよいよ急速成長のひずみが出てきたのかもしれない。
「でね、最近は男の、それもジャニーズ系の技工士を採るようにしたんですよ」
マジメな顔して院長が言う。いったいどーゆう経営方針なのだ。
結果、おばさんの患者が急増したという。
「ひどいな。そんなのマニフェスト違反じゃないの」
ボクが厳重に抗議すると、院長は「ヘッヘッヘ」と笑い、空っとぼけた。
今日は頭のツンツンはなく、最初から最後まで院長にガリガリ、バキバキと
乱暴にいじくり回された。ギックリ腰をおしてわざわざ行ったのに、何という仕打ち。
サイテーの1日が始まった。
←こんな美人にグリグリ、ぱみゅぱみゅされたい。
「はい、アーンして」
「アッハーン……」
2 件のコメント:
労様こんばんは、腰痛の具合はいかがでしょうか?
先日はお仕事中お邪魔をしてしまい、すみませんでした。
ところで、私の生徒(72歳)で長年の腰痛がムアツ布団で?治ったと言う方がいます。
その方とのお付き合いは、もう2年にもなりますが、”またやってしまいました”と言いつつも、コルセットをしてまで私の所に通ってくださってました。ところが、今年の夏ごろ腰の具合はどうですかと尋ねましたところ、ムアツに替えてから、なんか最近調子が良いとの事でした。ムアツよム・ア・ツっておっしゃってました。(笑)
nana様
心入れのワッフル、感謝です。
さてギックリ腰のほうですが、けっこう
しんどいです。朝、蒲団から起き上がるのが
大変で、ウギャーとかムヒーとか叫びながら、
ようやく立ち上がります。
その痛いこと痛いこと。
立ったらすぐにコルセットを巻き、
しばらくジッとします。
そして静かに一歩を踏み出す。
二足歩行できる喜びが
じんわりと胸にこみ上げてきます。
人間は、どんな些細なことにも幸せを
感じることができるんですね。
ムアツ蒲団のことはネットで調べてみました。
なかなかよさそうですね。
少し検討してみます。
でも、ムアツに替える前にオムツに替えられそうで恐いです。
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