現行の平和憲法を守ろうという人たちはパシフィスト(pacifist平和主義者)と呼ばれている。
パシフィストは争いごとがきらいだ。隣国と仲が悪くなり揉め事が起きても、「話し合い」
で解決すべきだし、解決できると信じている。彼らはいつだってこう考える。
「戦争のことを考えるから戦争が起きてしまう。考えなければ戦争なんて起こらない。
武器を持つから使いたくなる。軍隊も同じで、そもそも軍隊があるから戦争が起きる。
軍隊なんか持たないほうがいいのだ」←念力の世界だな、これは
これに似た考えを持っているのは米国ペンシルベニア州のクエーカー教徒たちだ。
彼らは侵略に対しては「絶対無抵抗主義」で、自分や家族が殺されても覚悟の上だという。
(ちなみに『武士道』の著者で五千円札の顔の新渡戸稲造はクエーカー教徒だ)
非武装中立を掲げた旧社会党(社民党)の主張もまさにこれだった。
が、村山富市が自社さ連立内閣の首班になった途端、「自衛隊は合憲で必要」と
あっさり宗旨替えしてしまった。
さて哲学者の田中美知太郎は、こんな名言を残している。
《憲法に日本は平和を守ると書いて謳えば平和が達成され得るなら、
毎年大きな被害をもたらす台風は日本に来てはならぬと憲法に宣言すれば、
台風は来なくなるのか》
「平和主義者が戦争を起こす」という言葉がある。歴史をふり返ってみると、
皮肉にもパシフィストが優勢なときほど戦争が起こっている。絶対に一歩も引かぬ、
やられたらやり返す。いや倍返しだ、10倍返しだ(まるで半沢直樹みたい)、
と互いに角突き合わせている時はなかなか戦争にはならない。
一番いい例は米ソの冷戦だ。いつか必ず衝突すると思われていたが、それはなかった。
キューバ危機が戦争でなく〝危機〟に終わったのは、
米ソが開戦覚悟で激しく対立していたからだ。
ボクは改憲派の核武装論者だと再三言っている。温厚篤実で鳴るボク(自分で云うな!)
がなぜそうなったのか。それは素直に歴史に学び、パシフィストの持つ理想主義の
危険性が骨身に滲みたからだ。たとえば北朝鮮が日本に対し核で脅したとする。
日本の総理大臣は押し並べて草食系の平和主義者だから、
できるだけ話し合いで解決しようとするだろうが(解決できるのならそれが一番いい)、
鉄の女と呼ばれた英国のサッチャー元首相が日本の首相だったらどうするだろう。
たぶんこんなふうに言い返すだろう。
「どうぞ撃ち込んでみなさいな。数万人くらい死んだってかまわない。その代わり、
日本は非核三原則を撤廃し、核弾頭を数百発つくって〝数倍返し〟をしてやる。
資金と技術は十分すぎるくらいあるから、2~3年も経てば、世界有数の超精密核大国
になっているでしょうよ。さあ、やれるもんならやってみなさいよ!」
アメリカの専門家の意見では、日本は数カ月で核武装できるといわれている。
現に日本国内だけでも6万トン、日本がコントロールしている外国での原子力発電
の分を含めると30万トンもプルトニウムを保有している。
ここ数十年来、核兵器廃絶が叫ばれているが、実現の可能性は低い。
なぜ核兵器は無くならず、かえって保有したいとする国が増えるのか。
理由はいろいろあるが、一番大きいのは互いの〝立ちすくみ〟の必要性と有効性だ。
「やれるもんならやってみろ。10倍、100倍にして返してやるからな」
こうやって牽制し合えば、互いに手出しができない。
つまり、立ちすくみ状態こそが平和を維持し得るという理屈だ。
インドとパキスタン、イスラエルとイラン……世界には仲の悪い隣国同士が
ごまんとある。
日本国憲法の前文にはこうある。
《平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した》
実にすばらしい。
そういえば、毎月、母親から児童手当をもらっている鳩山のお坊ちゃまは
東シナ海を〝友愛の海にしましょう〟と支那の李副首相に提案したっけ。
世界は性悪説で成り立っているのに、鳩山と多くの民主党員だけは性善説を掲げ、
世界中の失笑を買っている。ムリもない。憲法の前文には
〝平和を愛する諸国民の公正と信義〟などと、読んでいて
気恥ずかしくなるような文句が連ねてある(前文だけ変えようと云っても改憲論者と呼ばれる)。
お人好しが信じこむのもムリはないのだ。品位のカケラもない餓狼のような
諸国民に囲まれ、何が〝友愛の海〟だ。どこに公正と信義がある。
鉄血宰相ビスマルクはこう言った。
《愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ》と。
←じゃあ、誰のものなんだよ! このボケ、カス!
このマヌケ面を見てると、つい頭に血が上り、
あのバカ女房ともどもとっ捕まえて、
裸にひんむいて、考えられる限りの、
ありとあらゆる恥辱を与えてやりたくなる。
ボクって凶暴な人間なんでしょうかねェ
パシフィストは争いごとがきらいだ。隣国と仲が悪くなり揉め事が起きても、「話し合い」
で解決すべきだし、解決できると信じている。彼らはいつだってこう考える。
「戦争のことを考えるから戦争が起きてしまう。考えなければ戦争なんて起こらない。
武器を持つから使いたくなる。軍隊も同じで、そもそも軍隊があるから戦争が起きる。
軍隊なんか持たないほうがいいのだ」←念力の世界だな、これは
これに似た考えを持っているのは米国ペンシルベニア州のクエーカー教徒たちだ。
彼らは侵略に対しては「絶対無抵抗主義」で、自分や家族が殺されても覚悟の上だという。
(ちなみに『武士道』の著者で五千円札の顔の新渡戸稲造はクエーカー教徒だ)
非武装中立を掲げた旧社会党(社民党)の主張もまさにこれだった。
が、村山富市が自社さ連立内閣の首班になった途端、「自衛隊は合憲で必要」と
あっさり宗旨替えしてしまった。
さて哲学者の田中美知太郎は、こんな名言を残している。
《憲法に日本は平和を守ると書いて謳えば平和が達成され得るなら、
毎年大きな被害をもたらす台風は日本に来てはならぬと憲法に宣言すれば、
台風は来なくなるのか》
「平和主義者が戦争を起こす」という言葉がある。歴史をふり返ってみると、
皮肉にもパシフィストが優勢なときほど戦争が起こっている。絶対に一歩も引かぬ、
やられたらやり返す。いや倍返しだ、10倍返しだ(まるで半沢直樹みたい)、
と互いに角突き合わせている時はなかなか戦争にはならない。
一番いい例は米ソの冷戦だ。いつか必ず衝突すると思われていたが、それはなかった。
キューバ危機が戦争でなく〝危機〟に終わったのは、
米ソが開戦覚悟で激しく対立していたからだ。
ボクは改憲派の核武装論者だと再三言っている。温厚篤実で鳴るボク(自分で云うな!)
がなぜそうなったのか。それは素直に歴史に学び、パシフィストの持つ理想主義の
危険性が骨身に滲みたからだ。たとえば北朝鮮が日本に対し核で脅したとする。
日本の総理大臣は押し並べて草食系の平和主義者だから、
できるだけ話し合いで解決しようとするだろうが(解決できるのならそれが一番いい)、
鉄の女と呼ばれた英国のサッチャー元首相が日本の首相だったらどうするだろう。
たぶんこんなふうに言い返すだろう。
「どうぞ撃ち込んでみなさいな。数万人くらい死んだってかまわない。その代わり、
日本は非核三原則を撤廃し、核弾頭を数百発つくって〝数倍返し〟をしてやる。
資金と技術は十分すぎるくらいあるから、2~3年も経てば、世界有数の超精密核大国
になっているでしょうよ。さあ、やれるもんならやってみなさいよ!」
アメリカの専門家の意見では、日本は数カ月で核武装できるといわれている。
現に日本国内だけでも6万トン、日本がコントロールしている外国での原子力発電
の分を含めると30万トンもプルトニウムを保有している。
ここ数十年来、核兵器廃絶が叫ばれているが、実現の可能性は低い。
なぜ核兵器は無くならず、かえって保有したいとする国が増えるのか。
理由はいろいろあるが、一番大きいのは互いの〝立ちすくみ〟の必要性と有効性だ。
「やれるもんならやってみろ。10倍、100倍にして返してやるからな」
こうやって牽制し合えば、互いに手出しができない。
つまり、立ちすくみ状態こそが平和を維持し得るという理屈だ。
インドとパキスタン、イスラエルとイラン……世界には仲の悪い隣国同士が
ごまんとある。
日本国憲法の前文にはこうある。
《平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した》
実にすばらしい。
そういえば、毎月、母親から児童手当をもらっている鳩山のお坊ちゃまは
東シナ海を〝友愛の海にしましょう〟と支那の李副首相に提案したっけ。
世界は性悪説で成り立っているのに、鳩山と多くの民主党員だけは性善説を掲げ、
世界中の失笑を買っている。ムリもない。憲法の前文には
〝平和を愛する諸国民の公正と信義〟などと、読んでいて
気恥ずかしくなるような文句が連ねてある(前文だけ変えようと云っても改憲論者と呼ばれる)。
お人好しが信じこむのもムリはないのだ。品位のカケラもない餓狼のような
諸国民に囲まれ、何が〝友愛の海〟だ。どこに公正と信義がある。
鉄血宰相ビスマルクはこう言った。
《愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ》と。
←じゃあ、誰のものなんだよ! このボケ、カス!
このマヌケ面を見てると、つい頭に血が上り、
あのバカ女房ともどもとっ捕まえて、
裸にひんむいて、考えられる限りの、
ありとあらゆる恥辱を与えてやりたくなる。
ボクって凶暴な人間なんでしょうかねェ
4 件のコメント:
ROUさん、こんにちは。
某氏曰くのせりふを一部改変。
、「有史以来、争いは常に存在したし、これからも存在するであろう。だから争いを廃絶することはできない。できるのは争いが社会に壊乱的要素をもたらさないように扱うことだけである。」
そういう意味では、人は歴史から学ばないし、学ぶし。
有史以来を第二時世界大戦に代えて、争いを核に代えても、同様に意味のある文章になるのがコワイですな。
NICK様
樹ちゃんのお言葉のアレンジね。
ケインズじゃないけど、そもそも
「神の見えざる手」みたいな
自動調整機能があれば
壊乱的要素をもたらさないわけよ。
しかしねえ、人間は愚かな生き物だから、
ゆくところまでいっちゃいそうな気がするな。
現にボクたちにしてからが、
歴史から少しも学んではいない。
飲めば狂ったように飲むし、
特にNICKさんにはホドというものがない
から、最後は警察のトラ箱の御厄介に
なってしまう。
ボクたち(とりわけアナタ)は経験からも
歴史からも、な~んにも学んではいないんだ。
「争い」をボクたちのような「バカ」に
置きかえても立派に通用するお言葉だな。
実にコワイ。
ROUさん、
ありがた~いお言葉、肝に銘じておきます。
でも、あたしゃ官権には対抗してますが、市井では従順で、少なくとも「出禁」を喰らった事はござんせんぜ。
NICK様
従順かどうかは知らないけど、
少なくとも酔ったあげくの「失禁」は
あっても、店から出入り差し止めを喰らう
「出禁」はないようだね、今のところ。
いずれにしろ、二人とも酒に酔うと、
ただの助平なジジイになるだけでなく、
平和主義者でなくなることも確か。
お互いにロクな死に方はしないでしょう。
ああ、類は友を呼ぶ、か。
身から出たサビだからどうしようもねーや。
コメントを投稿