2011年5月30日月曜日

無償の愛

長女が岩手・大船渡市へ3泊4日の災害支援に行ってきた。
参加したのはAll Hands Volunteersという組織(本部アメリカ)で、
災害で困っているところがあれば、世界中どこへでも助けに行きますよ、
という善意のネットワークである。

娘は主に個人宅の瓦礫の撤去などにたずさわったが、
町全体の被災状況は想像以上にひどいものだったという。

避難所も回ったというが、
食糧などは比較的足りていて、
お菓子などは食べきれないくらいあるという。

そのためかどうか、みんな運動不足が祟って
太ってしまう、というのが悩みの種だとか。
栄養バランスの悪さも影響しているのだろう。


今回の活動は、世界中から駆けつけてくれた外国人たちと一緒におこなった。
娘のグループにはアメリカの人気女性歌手S・B(約束で名前は明かせない)
もお忍びで参加していて、娘といっしょに数日間汗を流したという。

日本の有名人の支援のなかには避難所で歌や踊りを披露したり
(あれが迷惑で、そっとしておいてほしいという被災者も多い)、
TVや雑誌カメラの放列の中、ラーメンやカレーの炊き出しなんかをやって、
やたらと派手なおまけをつけるものがあるが、
匿名のボランティアというのもいい。

陰徳を積むという言葉があるように、
人助けというのはさりげなく控えめにやるのが奥床しく、
パフォーマンスが過ぎると時に鼻白むこともある。



一時、被災者の側から「ボランティア迷惑論」が出たりして、
ボランティア活動の功罪が問われもしたが、
「自発性、無償制、利他性、先駆性」(4つの柱というらしい)
を備えたこうした活動が、ごくふつうの一般常識として定着していくことは、
とても価値あることだと思う。

困っている人がいたら手をさしのべてやる――。
ごく当たり前の行為(だからこそ勇気が要るという声も)で、
ACジャパン(公共広告機構)のTVコマーシャルで
すでにお馴染みだろうけど(というより食傷気味か)、
人に言われなければ気づかないしやらない、
というのではいかにも情けない。

自慢じゃないが、ボクも何かと困ってる。←困ったやつだ
迷惑だなんて決して申しませんから、
義援金とか支援物資(できれば酒や珍味がいい)を
じゃんじゃん送ってくれるとありがたい。
宝は天に積め、とキリスト様もおっしゃっております。




★追記
たまさかには右上の金魚にもご支援をお願いします。
クリックするとただでエサが出ます。淋しそうに泳いでいる
黒い金魚(黒いのに金魚とはこれいかに?)がボクで、
赤3匹が女房と娘たちです。赤いのにはくれぐれもエサ
をやらないでください。







2 件のコメント:

帰山人 さんのコメント...

内緒と言われると勘繰りたくなる…
タコマ富士ホールで歌ったついでに東北へ行ったアノ人かなぁ。
あのホールは珈琲がらみだし、最新シングルのでだしも珈琲がらみだし…
珈琲狂からは逃れられない(笑)
…あなたになんかラブソング書いてあげないし、
酒も珍味も送ってあげない!とか言われそうな…

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

帰山人様

ウーン……当たりかも(笑)


ちなみにボクの次女は
高校時代にタコマ富士を
眺めて過ごしました。