コーヒーという飲みものには人を虜(とりこ)にするsomethingがある。
その証拠に、日本には〝コーヒーフリーク〟と呼ばれる
おたく族がごまんといる。日本以外の国には見られない現象というから
日本人とコーヒーはよほど相性がいいのだろう。
日本の自家焙煎コーヒーの世界には「神様」が3人いて、
その中の1人が台東区・山谷(地名は日本堤)のドヤ街に住んでいる。
「カフェ・バッハ」という店のご主人で、沖縄サミットの際に、
各国要人に飲んでもらったコーヒーがこの店のブレンドだ。
小著『コーヒーに憑かれた男たち』にはその3人の神様が出てきて、
それぞれの畸人変人ぶりを披露してくれるが、山谷の神様の
特徴はきわめて論理的・実証的なことだ。「奥が深い」だとか
「職人的なカンの世界」といった思わせぶりな神秘主義を許さず、
すべての事象に対して科学的・論理的なメスを入れようとする。
このすこぶる実証的な脳味噌を有した神様が新しい本を出した。
『田口護のスペシャルティコーヒー大全』(NHK出版)がそれで、
ボクもささやかながらお手伝いをさせてもらっている。
スペシャルティコーヒーというのは、言ってみれば「ブランド米」
みたいなもので、その中にも「上中並」の格付けがあり、
もちろん南魚沼産コシヒカリのような高級品もある。
しかし、いくら材料がよくても料理人の腕がなまくらではどうにもならない。
スペシャルティコーヒーは偏差値秀才みたいなコーヒーの選良だから、
育ちはいいが、やや神経質で線の細いところがあって、焙煎が非常にむずかしい。
その微妙なコントロールの仕方を指南したのがこの本なのである。
コーヒーおたくの世界には、やはり神様が3人(頭文字はYKT)いて、
その中でも〝おたく度〟がめちゃくちゃ高いのがTさんとKさんだ。
それぞれ「百珈苑Blog」と「帰山人の珈琲漫考」という人気ブログを主宰し、
世のコーヒーおたくたちから絶大な支持と尊敬を勝ち得ている。
いわばコーヒーおたく業界のスーパースターといっていい。
俗に〝野に遺賢なし〟というがウソっぱちだ。
在野は賢人たちの宝庫なのである。
とりわけ帰山人と号するおっちゃんは、面識はないけれど、
そのブログにあふれる機知と諧謔は他を圧している。
その帰山人氏から、山谷の神様の新著に対して
《痛烈》《戦慄》《進取の(気性に富んだ)新種(の本)》などと
過分なる称讃?をたまわった。無類のコーヒー狂・帰山人氏が
一読三嘆したとなればもうこっちのものだ。(←どっちのものなんだよ!)
百万の味方を得たも同然で、他の有象無象などもうどうでもいい。
日本は世界に冠たる〝おたく王国〟で、どんなおバカな世界にも
おたくという珍奇で愛すべき種族が棲みついている。
なかでもコーヒーの世界に棲息するおたくたちは、
その奇妙キテレツぶりが群を抜き、
一種近寄りがたいラビリンス(迷宮)を形成している。
いったん足を踏み入れたら最後、もう決して抜け出せない。
←帰山人の世界はラビリンスそのもの。
その毒に染まると、もう足抜けはできない
その証拠に、日本には〝コーヒーフリーク〟と呼ばれる
おたく族がごまんといる。日本以外の国には見られない現象というから
日本人とコーヒーはよほど相性がいいのだろう。
日本の自家焙煎コーヒーの世界には「神様」が3人いて、
その中の1人が台東区・山谷(地名は日本堤)のドヤ街に住んでいる。
「カフェ・バッハ」という店のご主人で、沖縄サミットの際に、
各国要人に飲んでもらったコーヒーがこの店のブレンドだ。
小著『コーヒーに憑かれた男たち』にはその3人の神様が出てきて、
それぞれの畸人変人ぶりを披露してくれるが、山谷の神様の
特徴はきわめて論理的・実証的なことだ。「奥が深い」だとか
「職人的なカンの世界」といった思わせぶりな神秘主義を許さず、
すべての事象に対して科学的・論理的なメスを入れようとする。
このすこぶる実証的な脳味噌を有した神様が新しい本を出した。
『田口護のスペシャルティコーヒー大全』(NHK出版)がそれで、
ボクもささやかながらお手伝いをさせてもらっている。
スペシャルティコーヒーというのは、言ってみれば「ブランド米」
みたいなもので、その中にも「上中並」の格付けがあり、
もちろん南魚沼産コシヒカリのような高級品もある。
しかし、いくら材料がよくても料理人の腕がなまくらではどうにもならない。
スペシャルティコーヒーは偏差値秀才みたいなコーヒーの選良だから、
育ちはいいが、やや神経質で線の細いところがあって、焙煎が非常にむずかしい。
その微妙なコントロールの仕方を指南したのがこの本なのである。
コーヒーおたくの世界には、やはり神様が3人(頭文字はYKT)いて、
その中でも〝おたく度〟がめちゃくちゃ高いのがTさんとKさんだ。
それぞれ「百珈苑Blog」と「帰山人の珈琲漫考」という人気ブログを主宰し、
世のコーヒーおたくたちから絶大な支持と尊敬を勝ち得ている。
いわばコーヒーおたく業界のスーパースターといっていい。
俗に〝野に遺賢なし〟というがウソっぱちだ。
在野は賢人たちの宝庫なのである。
とりわけ帰山人と号するおっちゃんは、面識はないけれど、
そのブログにあふれる機知と諧謔は他を圧している。
その帰山人氏から、山谷の神様の新著に対して
《痛烈》《戦慄》《進取の(気性に富んだ)新種(の本)》などと
過分なる称讃?をたまわった。無類のコーヒー狂・帰山人氏が
一読三嘆したとなればもうこっちのものだ。(←どっちのものなんだよ!)
百万の味方を得たも同然で、他の有象無象などもうどうでもいい。
日本は世界に冠たる〝おたく王国〟で、どんなおバカな世界にも
おたくという珍奇で愛すべき種族が棲みついている。
なかでもコーヒーの世界に棲息するおたくたちは、
その奇妙キテレツぶりが群を抜き、
一種近寄りがたいラビリンス(迷宮)を形成している。
いったん足を踏み入れたら最後、もう決して抜け出せない。
←帰山人の世界はラビリンスそのもの。
その毒に染まると、もう足抜けはできない
2 件のコメント:
ご挨拶が遅れました。「そっちのもの」にした?帰山人です。
2005年7月「日本の自家焙煎店を切り開いた男たち」集会、
最後の会場質疑で(三神の違いを際立たせる意図で)
ロブスタ種について三神へ見解を質した帰山人でもあります。
今後も機知と諧謔(←身に余ります)或いはキチと嗜虐で
コーヒー界を「圧して」まいる所存です(笑)
また、遊びに伺います。よろしく願います。
帰山人様
いらっしゃいまし。
そうですか、
あの会場にいらしたんですか。
大変失礼いたしました。
ボクはコーヒー好きですが、
それ以上でも以下でもないので、
tambe先生や帰山人さんのBlogで
修業させてもらっています。
嗜虐けっこう。
こっちは自虐ですから
no problemです。
帰山人さんの正体さえわかれば、
もうこっちのもの。←どっちのものだ!
今後ともよろしくご指導のほどを。
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