近頃の子供たちは何か困難なことがあるとすぐ自ら命を絶ってしまう。
成績が悪くても死んじゃうし、いじめられても死ぬ。もちろん失恋すれば首をつるし、
親や教師に叱られただけですぐビルから飛び降りてしまう。
日本の若年層の自殺率はG7の中で断トツのトップで、英独の3倍、
なんとイタリアの4倍だという。死にすぎである。
広島府中町の中3生徒が、志望する私立高校への学校長の推薦状が
もらえず、そのことを悲観して自殺してしまった。中学1年時に万引きした
という誤った記録が抹消されずに残っていたため、担任の女性教諭が
その記録を検証せず鵜呑みにしてしまったためだ。ほんのちょっとした
凡ミスで、かけがえのない命が失われてしまった。
ボンクラの担任教師や学校側がもちろん悪い。
しかしボクは思うのだ。親に先立ち、自ら命を絶った生徒がいちばん悪いと。
ボクは自殺する人間に対しては冷たいのだ。
学校長の推薦状がもらえなかった?
それがどうしたっていうんだよ。
「そんなもん、なんぼのもんじゃい!」
と、なぜ雄々しくハネ返すことができないのだ。
推薦状がないと志望校に受からない、というのなら、
それはそれでしかたないじゃないか。そんなことで
人生が決まってしまうわけでもなし、別の高校を受ければ済むことだろ。
そこで一所懸命勉強し、希望の大学に受かり、「ザマミロ」とみんなを
見返してやれば済むことじゃないか。『お楽しみはこれからだ』の心意気で、
深く静かに潜行しコツコツやっていけばいいことで、なにも死ぬことはない。
自慢じゃないがボクなんか、就職に際して教授の推薦状なんか一枚も
もらったことがない。教授のおぼえめでたき、という優秀な学生ではなく、
その対極にあるようなダメ学生だったため、推薦状など皆無だった。
だからって、あたしゃ死のうなんて思いません。ジーパンに革ジャン姿で、
数十社を受けまくりましたよ。もっとも、ことごとく落ち討ち死にしましたがね。
その話はすでに「ブルージーンと革ジャンパー」でご披露いたしました。
出来の悪い学生でも、まじめにコツコツやっていけば、
人並みのサラリーマンくらいにはなれる。もちろん女と結婚だってできるし、
家だって持てる。ボクの場合は志望の高校、志望の大学にまぐれで
受かり、ぶじ卒業できたけど、「だからどうした!」といわれれば、
格別言いたいことはない。今にして思えば、大学なんてどこだって
同じようなものだろうし、そこで有用な何かを学んだということでもない。
何が言いたいのかというと、およそ人生なんて自分の思いどおりには
ならないのがふつうで、思い描いたとおりの人生なんてあるわけがない、
ということだ。もしそんなものがあったら、だいいち気持ちが悪いだろ?
スペンサーだかダーウィンだかが唱えた「適者生存の法則」というのがあるけど、
要はこの広島の中3生徒は環境に不適格な弱い生き物だった。
自然淘汰されるべき弱い生き物だった、と云う外ないですな。
ご両親の無念いかばかりかとは思うけど、この程度の逆風で
命を絶ってしまう人間は、この先、どう転んだって脈はありませんよ。
遅いか早いかの違いでね。たぶん優秀ではあっても生命力が弱かったのでしょう。
ボクは小中学を通してずっといじめられていた(←自慢してる)。
でも、そんなうすらみっともない悩みを親に打ち明けられっこないから、
ひとり悶々と過ごしていたが、ふしぎに死にたいとは思わなかった。
ただ太宰治の『人間失格』や梶井基次郎の『冬の蝿』などの暗い作品には共感し、
むさぼるようにして読んだ記憶がある。たぶん読書でカタルシスを得て、
どうにか心のバランスをとっていたのだろう。
(あの野郎、いつかきっとやっつけてやる……)
そして雌伏すること5年、読書のかたわら筋肉もりもりのマッチョに肉体改造した
ボクはかつてのいじめっ子を呼び出しコテンパンにのしてしまった。
ボクは英語の成績以外はみな平均以下だった。
とりわけ現代国語や古文なんかはサイテーの部類だった。
だが皮肉なことに、いまは曲がりなりにも「文筆業」でメシを食っている。
人生、どこでどう転ぶか、神様だって知りはしないのだよ。
口の減らない女房は、
「あなたは身体じゅうから変な物質をいっぱい出すから(←臭いもんね、おれの足)、
文筆業じゃなくて〝分泌業〟だわね」
などと小バカにする。
死にたいやつは勝手に死ねばいい。
自分のことばかりで、両親の深い悲しみを想像できないような親不孝者は
さっさと死んでしまえばいいのだ。
「命の大切さを教えたい?」
「心のケアが大事だと?」
バカな校長どもはいつだってこんな台詞を吐き、神妙にかしこまる。
フン、笑わせやがる。そんなマニュアルどおりの心に響かぬ常套句で
生徒の自殺が減るもんかよ。教師ってやつはどこまで世間知らずなんだ!
心のひ弱な親不孝者はさっさと死んでしまえ!
←環境に適応していったものだけが
生き残ってきた。だれひとりとして
「推薦状」なんて持っていなかった
成績が悪くても死んじゃうし、いじめられても死ぬ。もちろん失恋すれば首をつるし、
親や教師に叱られただけですぐビルから飛び降りてしまう。
日本の若年層の自殺率はG7の中で断トツのトップで、英独の3倍、
なんとイタリアの4倍だという。死にすぎである。
広島府中町の中3生徒が、志望する私立高校への学校長の推薦状が
もらえず、そのことを悲観して自殺してしまった。中学1年時に万引きした
という誤った記録が抹消されずに残っていたため、担任の女性教諭が
その記録を検証せず鵜呑みにしてしまったためだ。ほんのちょっとした
凡ミスで、かけがえのない命が失われてしまった。
ボンクラの担任教師や学校側がもちろん悪い。
しかしボクは思うのだ。親に先立ち、自ら命を絶った生徒がいちばん悪いと。
ボクは自殺する人間に対しては冷たいのだ。
学校長の推薦状がもらえなかった?
それがどうしたっていうんだよ。
「そんなもん、なんぼのもんじゃい!」
と、なぜ雄々しくハネ返すことができないのだ。
推薦状がないと志望校に受からない、というのなら、
それはそれでしかたないじゃないか。そんなことで
人生が決まってしまうわけでもなし、別の高校を受ければ済むことだろ。
そこで一所懸命勉強し、希望の大学に受かり、「ザマミロ」とみんなを
見返してやれば済むことじゃないか。『お楽しみはこれからだ』の心意気で、
深く静かに潜行しコツコツやっていけばいいことで、なにも死ぬことはない。
自慢じゃないがボクなんか、就職に際して教授の推薦状なんか一枚も
もらったことがない。教授のおぼえめでたき、という優秀な学生ではなく、
その対極にあるようなダメ学生だったため、推薦状など皆無だった。
だからって、あたしゃ死のうなんて思いません。ジーパンに革ジャン姿で、
数十社を受けまくりましたよ。もっとも、ことごとく落ち討ち死にしましたがね。
その話はすでに「ブルージーンと革ジャンパー」でご披露いたしました。
出来の悪い学生でも、まじめにコツコツやっていけば、
人並みのサラリーマンくらいにはなれる。もちろん女と結婚だってできるし、
家だって持てる。ボクの場合は志望の高校、志望の大学にまぐれで
受かり、ぶじ卒業できたけど、「だからどうした!」といわれれば、
格別言いたいことはない。今にして思えば、大学なんてどこだって
同じようなものだろうし、そこで有用な何かを学んだということでもない。
何が言いたいのかというと、およそ人生なんて自分の思いどおりには
ならないのがふつうで、思い描いたとおりの人生なんてあるわけがない、
ということだ。もしそんなものがあったら、だいいち気持ちが悪いだろ?
スペンサーだかダーウィンだかが唱えた「適者生存の法則」というのがあるけど、
要はこの広島の中3生徒は環境に不適格な弱い生き物だった。
自然淘汰されるべき弱い生き物だった、と云う外ないですな。
ご両親の無念いかばかりかとは思うけど、この程度の逆風で
命を絶ってしまう人間は、この先、どう転んだって脈はありませんよ。
遅いか早いかの違いでね。たぶん優秀ではあっても生命力が弱かったのでしょう。
ボクは小中学を通してずっといじめられていた(←自慢してる)。
でも、そんなうすらみっともない悩みを親に打ち明けられっこないから、
ひとり悶々と過ごしていたが、ふしぎに死にたいとは思わなかった。
ただ太宰治の『人間失格』や梶井基次郎の『冬の蝿』などの暗い作品には共感し、
むさぼるようにして読んだ記憶がある。たぶん読書でカタルシスを得て、
どうにか心のバランスをとっていたのだろう。
(あの野郎、いつかきっとやっつけてやる……)
そして雌伏すること5年、読書のかたわら筋肉もりもりのマッチョに肉体改造した
ボクはかつてのいじめっ子を呼び出しコテンパンにのしてしまった。
ボクは英語の成績以外はみな平均以下だった。
とりわけ現代国語や古文なんかはサイテーの部類だった。
だが皮肉なことに、いまは曲がりなりにも「文筆業」でメシを食っている。
人生、どこでどう転ぶか、神様だって知りはしないのだよ。
口の減らない女房は、
「あなたは身体じゅうから変な物質をいっぱい出すから(←臭いもんね、おれの足)、
文筆業じゃなくて〝分泌業〟だわね」
などと小バカにする。
死にたいやつは勝手に死ねばいい。
自分のことばかりで、両親の深い悲しみを想像できないような親不孝者は
さっさと死んでしまえばいいのだ。
「命の大切さを教えたい?」
「心のケアが大事だと?」
バカな校長どもはいつだってこんな台詞を吐き、神妙にかしこまる。
フン、笑わせやがる。そんなマニュアルどおりの心に響かぬ常套句で
生徒の自殺が減るもんかよ。教師ってやつはどこまで世間知らずなんだ!
心のひ弱な親不孝者はさっさと死んでしまえ!
←環境に適応していったものだけが
生き残ってきた。だれひとりとして
「推薦状」なんて持っていなかった
2 件のコメント:
労師、矛盾してますよ。《なにも死ぬことはない》と言っておきながら、《さっさと死んでしまえ》とは。また、《だからって、あたしゃ死にはしません》ってのも私ゃオカシイと思います。私もそうだったから解るんですが、《ダメ学生》だから死なないんでしょ?
それにしても、労師は人に厳しいようですが、国には優しい「憂国の徒」であると存じます。そこが私との違いです。私は「亡国の輩」ですから、「心のひ弱な国はさっさと死んでしまえ!」と日々願ってやみません。我が国の盛衰をかけて、労師と戦っていこうと存じます。
帰山人様
人には厳しく、おのれには優しい。
すばらしい性格です。
文意に矛盾?
当然でしょ、ボクは矛盾だらけの複雑な人間なんだもの。
だいいち、いつだって首尾一貫してる人間なんて気色悪いでしょ。
帰山人閣下はどう?
自分に優しくしてない?
閣下と生涯戦うのか……
なんか疲れそう(笑)、てゆーか、身体から力が抜けていきそう。
こっちは年寄りなんだ、お手やわらかに願いますよ。
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