2015年10月27日火曜日

江戸っ子・ピアフ熱唱

●10月24日(土)
知人のKさん(♀)が米寿を迎えるにあたり、記念にシャンソンを披露しよう
ということになった。シャンソンはもう17年のキャリアだという。会場は
練馬区大泉学園町にある「花あそび」という小粋なカフェ。そこのマダムの
肝煎りで、半日貸し切りのパーティをやることになった。
 
Kさんに伴奏をつけるのはわが「蛮爺's」の〝蛮〟担当のNICKだ。
いつもはジャズばかり弾いていて、シャンソンの伴奏は初めてだという。
4時開演の前に、わが家で1時間半ほどKさんを特訓した。これが2度目のレッスンである。

本番の出来はすばらしいものだった。NICKも感心するほどの出来栄えで、
Kさんも満足そうだった。曲の合間のスピーチで、
あたしはエディット・ピアフならぬ〝江戸っ子・ピアフ〟ですから
とやって、会場を沸かせた。深川生まれの深川育ち。ちゃきちゃきの江戸っ子
だからか、実に気っ風がいい。「蛮爺's」も最後に歌を披露、風邪ッぴっきだから
ムリかと思ったが、なんとか咳き込まずに歌い終えた。

Kさん、素敵でしたよ。それにとてもおきれいでした。
Sさん、ウィットの効いた司会、とてもgoodでしたよ。


←大泉学園のKさんのご自宅でレッスンをつけるNICK。
さすが4歳のみぎりから身につけたテクニックだ、
シャンソンでもみごとな伴奏ぶりだ








●10月25日(月)
トマーシュの祖父が危篤だというので、急遽、チェコに一時帰国させた。
マレーシアから来たアシュレーの祖父さんもやっぱ危篤だというので、
彼女もいま国へ帰っている。海の向こうの「晩爺's」は〝危篤〟づいているようだ。


トマーシュは相変わらず薄い掛け布団一枚にハダカで寝ているから、
とうとう風邪をひいてしまった。「あれほど言っただろ!」と、ボクは叱った
のだが、暖かい寝具を用意すると「要らない」という。欧米人はハダカで寝る、
というのはよく聞く話だが、風邪をひいちまったら元も子もない。

おかげでこっちも風邪をうつされてしまい、ひどい目にあっている。
熱はないのだが、咳がひどく、夜中じゅうゴホゴホやっているから、
喉と胸のあたりが痛い。今月末が原稿の〆切だから、泣きっ面に蜂だ。

●10月26日(月)
昨日、毎日新聞出版の週刊『エコノミスト』の編集記者がボクの取材に来た。
コーヒーについて原稿を頼まれたのだが、単行本の〆切を抱えていて四苦八苦の
状態でとてもムリですと断ったら、それじゃあインタビューだけでもと、
わざわざ和光市まで足を運んでくれた。

ボクの『コーヒーに憑かれた男たち』と『コーヒーの鬼がゆく』を読んだだけでなく、
ブログものぞいてくれたらしく、ボクのお腹を見て「なるほど腹筋を鍛えておられる」
と褒めてくれた。ボクが腹筋、背筋、体幹を鍛えているという話を書いたものだから、
さりげなくその話題にふれたのだ。また実際、咳き込むたびにエビ反りになるから、
いやでも腹筋背筋が鍛えられているのかもしれない。ゴホゴホ……

ボクは朝日、毎日新聞ぎらいと日頃から公言しているが、
なぜか両紙からの取材が多い。また友人もいる。
「ブログでいつも悪口を書いてますよ」と事前に言ってあるのだが、
ニヤリと笑うばかりだ。政治の話をするわけではないので、関係ないのだろう。

いずれにしろ、わざわざ草深き田舎町までご足労ねがいまして、
ほんとうにご苦労様でした。


























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