昨日からフランス人の女子高生をあずかっている。
名前はAlexia。ちょっぴりシャイな、可愛い子だ。
日本にずっと憧れていて、高校留学という形で
ようやく夢が叶ったのだ、という。
好きな歌手は浜崎あゆみと宇多田ヒカル。
フランスにいた頃から宮崎駿の『となりのトトロ』や『もののけ姫』
に魅せられ、岸本斉史の漫画『NARUTO』に熱中していたという。
「フランスの若者たちは、みんな日本が好き。私のオトーサンは
sushiも自分でにぎります」とAlexia.
ここまで褒めちぎられると、かえって恐縮してしまい、
尻がむず痒くなってくる。最初は外交辞令的なお世辞だろう、
と話半分に聞いていたが、話しているうちに、だんだんホントに思えてきた。
「フランスの男はきらいです。日本の(男子)高校生はカッコいい」
と、なおも褒めまくるAlexia。僕なんか、あの日なたのモヤシみたいに
ボーッとした日本の若者のどこがいいのか、といぶかしく思うのだが、
彼女はもともと草食系好みらしく、現代ニッポンの
〝柳腰(仙谷官房長官のマネ)〟の男の子が殊のほか肌に合うようだ。
それにしても、日本のことをこんなに好きになってくれるなんて、
なんだか狐につままれたような気がしないでもないが、褒められれば
やっぱり悪い気はしない。以前のブログで、
《フランス人さえいなければ、フランスという国は最高なのに》
なんてイヤミを書いてしまったが、百万人に一人くらいは優しい心根の
フランス人がいるのだ、ということがよーく分かった。
「梅干し以外はぜーんぶ好き」という日本食びいき。
昨夜は手抜きをしてカレーライスでごまかしてしまったが、
今夜はさて、どんなおかずを作ろうかしら。隠し味に
こっそり梅干しを入れたりなんかして……。
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