言葉は時代とともに変化していくものというのは分かります。
現代日本語を平安時代の紫式部が耳にしたら、何を言ってるんだかサッパリ
分からないでしょう。とりわけ若者言葉というのは、いつの時代にあっても年長者
を悩ませるものです。
「とか弁」はいまも健在です。
「テレビとか見ますか?」
「会議とかやるんですか?」
少しは馴れましたが、時にイラッとして「テレビとか、じゃなくてテレビを、だろ?」
とたしなめてやりたくなります。
「ていうか」「みたいな」「だったりして」もイライラさせられる言葉です。
「あの娘かわいいっすよね、てゆーか、すっげェ美人じゃないっすか?」
「首相の名前のほうとか知らなくても生きていけるじゃないですか、みたいな」(朝日新聞より)
かとおもうと、
「てめえ、ぶっ殺されたいのかよ、みたいな」
と、過激な言葉の後に「みたいな」を付けると、すべて赦されてしまうみたいな……(笑)。
頭の堅いボクにとっては若者言葉でいうところの、「意味わかんなーい」であります。
これら語尾がのびて要領を得ないしゃべり方は、専門家に言わせると、
「摩擦回避型」というのだそうで、ものごとを断定せず、それとなくはぐらかす効果が
あるといいます。なぜそんなしゃべり方をするかというと、相手に本音をぶつけてしまうと、
お互いに傷ついてしまう。だから本音は言わず、表層的なやりとりでなんとかその場を
取りつくろう。若者同士の薄っぺらで希薄化した人間関係がこうした表現法を生みだした
のだろう、というのです。
ボクみたいに何でも断定調で言い切り、他人との摩擦などいっこうに気にしない人間
にはサッパリわかりません。たぶん心が弱いために、他者との軋轢を必要以上に
恐れているためだと思われます。そういう軟弱な人間は、ラグビー日本代表の
五郎丸選手でも見習ってキン肉マンのようにたくましくなることです。
福澤諭吉は言いました。
《先ず獣身を成して後に人心を養え》と。
若者はすべからく「ドカ弁」を喰らい強健な身体を育成すべし。
英語で言うところのA sound mind in a sound bodyでしょうか。
そうすれば「とか弁」とかとおさらばできます(笑)。
意味わかんなーい言葉はまだまだあります。
最近よく耳にするのが「~てございます」という言葉。
政治家や役人、ビジネスマンがよく使っています。
「ただいま検討してございます」
「検討しております」というのをより丁寧に言ったつもりなのでしょうが、
どこか違和感をおぼえます。
ボクは「検討しております」あるいは「検討中でございます」で十分だと思うのですが、
それでは物足りないと思うのか、不必要なくらい丁寧にしたがります。
政治家などは〝無脳〟なせいか、国会の質疑などでよく、
「検討しておるところでございます」などとクドい言い方をしていますが、
なぜ「検討中でございます」ではいけないのか、そこのところがよくわかりません。
「動詞連用形+てございます」は昔の小説などにも出てくるようです。
藤村の『夜明け前』には、
《お塩で味がつけてございます》
というセリフが出てきます。
しかし、
「名産品を用意してございます」
「商品は多数在庫してございます」
「こちらの席が空いてございます」
「考えてございません」
などとなると、どうもしっくりきません。
「こちらの席が空いております」「名産品を用意しております」のほうが
数段スッキリすると思うのですがねえ。
←南ア戦での最後のトライ。
トライしたヘスケスは数秒前、
スクラム組んでいる時に尻が
めくれてしまっていた。
意外ときれいなお尻だった。
それにしても〝獣身〟というのは
カッコいいねえ。男はこうでなくちゃね。
見てよ、このたくましい二の腕と太もも、
男はやっぱ筋肉よ←意味わかんなーい!
現代日本語を平安時代の紫式部が耳にしたら、何を言ってるんだかサッパリ
分からないでしょう。とりわけ若者言葉というのは、いつの時代にあっても年長者
を悩ませるものです。
「とか弁」はいまも健在です。
「テレビとか見ますか?」
「会議とかやるんですか?」
少しは馴れましたが、時にイラッとして「テレビとか、じゃなくてテレビを、だろ?」
とたしなめてやりたくなります。
「ていうか」「みたいな」「だったりして」もイライラさせられる言葉です。
「あの娘かわいいっすよね、てゆーか、すっげェ美人じゃないっすか?」
「首相の名前のほうとか知らなくても生きていけるじゃないですか、みたいな」(朝日新聞より)
かとおもうと、
「てめえ、ぶっ殺されたいのかよ、みたいな」
と、過激な言葉の後に「みたいな」を付けると、すべて赦されてしまう
頭の堅いボクにとっては若者言葉でいうところの、「意味わかんなーい」であります。
これら語尾がのびて要領を得ないしゃべり方は、専門家に言わせると、
「摩擦回避型」というのだそうで、ものごとを断定せず、それとなくはぐらかす効果が
あるといいます。なぜそんなしゃべり方をするかというと、相手に本音をぶつけてしまうと、
お互いに傷ついてしまう。だから本音は言わず、表層的なやりとりでなんとかその場を
取りつくろう。若者同士の薄っぺらで希薄化した人間関係がこうした表現法を生みだした
のだろう、というのです。
ボクみたいに何でも断定調で言い切り、他人との摩擦などいっこうに気にしない人間
にはサッパリわかりません。たぶん心が弱いために、他者との軋轢を必要以上に
恐れているためだと思われます。そういう軟弱な人間は、ラグビー日本代表の
五郎丸選手でも見習ってキン肉マンのようにたくましくなることです。
福澤諭吉は言いました。
《先ず獣身を成して後に人心を養え》と。
若者はすべからく「ドカ弁」を喰らい強健な身体を育成すべし。
英語で言うところのA sound mind in a sound bodyでしょうか。
そうすれば「とか弁」
意味わかんなーい言葉はまだまだあります。
最近よく耳にするのが「~てございます」という言葉。
政治家や役人、ビジネスマンがよく使っています。
「ただいま検討してございます」
「検討しております」というのをより丁寧に言ったつもりなのでしょうが、
どこか違和感をおぼえます。
ボクは「検討しております」あるいは「検討中でございます」で十分だと思うのですが、
それでは物足りないと思うのか、不必要なくらい丁寧にしたがります。
政治家などは〝無脳〟なせいか、国会の質疑などでよく、
「検討しておるところでございます」などとクドい言い方をしていますが、
なぜ「検討中でございます」ではいけないのか、そこのところがよくわかりません。
「動詞連用形+てございます」は昔の小説などにも出てくるようです。
藤村の『夜明け前』には、
《お塩で味がつけてございます》
というセリフが出てきます。
しかし、
「名産品を用意してございます」
「商品は多数在庫してございます」
「こちらの席が空いてございます」
「考えてございません」
などとなると、どうもしっくりきません。
「こちらの席が空いております」「名産品を用意しております」のほうが
数段スッキリすると思うのですがねえ。
←南ア戦での最後のトライ。
トライしたヘスケスは数秒前、
スクラム組んでいる時に尻が
めくれてしまっていた。
意外ときれいなお尻だった。
それにしても〝獣身〟というのは
カッコいいねえ。男はこうでなくちゃね。
見てよ、このたくましい二の腕と太もも、
男はやっぱ筋肉よ←意味わかんなーい!
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