2015年3月25日水曜日

白人たちよ、君らはそんなに偉いのか?

長い人類史の中で、白人がヘゲモニーを握り、人間の中では白人が最も優秀で
高等なのだ、とでっかいツラをし、アジア・アフリカ諸国民を未開の野蛮人と見下す
ようになったのは、たかだか近・現代の300~400年にすぎない。

かのモンテスキューも『法の精神』の中に、
黒人は人間たりえない。なぜなら黄金よりガラス玉を喜ぶからだ
などと大まじめに書いている。彼ら白人に言わせると、黒人奴隷などは
せいぜい〝言葉をしゃべる家畜〟のようなものなのだろう。

日本人に対してはどうか。ロシアのゴンチャロフは『日本渡航記』の中で、
《(日本人は)溌剌とした眼差し、大胆な表情、旺盛な好奇心など欧州人が
意識的に持っているものを何も持っていない》
などと書いている。

英国首相チャーチルとの間で、日米開戦を密約したF・ルーズベルト米国大統領は
激しい人種差別主義者で、日本人嫌いでも有名だった。当時のアメリカでは、
「日本人は文明人が持つべき羞恥心がない。異様な人種だ」というのが定説で、
ルーズベルトはその説を裏づけるべくスミソニアン研究所に調査を依頼した。
結果、彼は「日本人は2000年遅れた野蛮人種」と結論づけたのである。

昭和20年8月6日、広島に原爆が投下されたその日、
カナダ首相のマッケンジー・キングは日記に、
原爆がヨーロッパの白人にではなく日本人に対して使われることになってよかった
と書いている。

プロゴルファーのタイガー・ウッズはこんなことを言っている。
「人種は? と訊かれたら人間と答える。ボクはCABLINASIANです」
この「CABLINASIAN」というのは、
CA=Caucasian=白人種
BL=Black=黒人種
IN=Indian=アメリカ先住民
ASIAN=アジア人種
を足した彼の造語で、実際は、1/4黒人、1/4タイ人、1/4中国人、1/8白人、
1/8アメリカ先住民の他人種混血だそうである。
しかし現実は、ただのBlack Manの一人に数えられてしまう。

最後に織田信長のエピソード。
ある時、バテレンたちがご機嫌取りに黒人奴隷を信長公に献上した。
信長は世にも珍しき〝黒い人〟を見て興味津々。さっそく家来に言いつけて
たらいに水を張り、ゴシゴシと洗わせたという。ところがいくらこすっても
黒い肌の色が落ちることはなかった。信長は、
(世界にはこういう人間もいるんだな)と納得し、
その後は森蘭丸などと同じ〝近習(きんじゅう〟の一人として召し抱え、
「ヤスケ」という日本名をつけて連れ歩いたという。
黒人を〝禽獣〟としか見なさなかった白人たちと比べ、
なんと精神が高々として純粋であることか。

ついでに日本人の高貴さを表すエピソードをもう一つ。
1919年(大正8年)、第1次世界大戦の戦後処理を決める
ベルサイユ講和会議において、日本は世界に先駆け
人種差別撤廃規約」を提案した。その理念は、
あらゆる人種は平等である。人は人種によって差別されない」
というものであった。

採決をとったら、日本の提案に賛成が11ヵ国、反対が5ヵ国だった。
すわ、賛成多数で決まるかと思いきや、議長役のウィルソン米国大統領は、
「事が重大なので、全員一致でないかぎりは否決されたものとする」
とし、国際社会に初めて提案された〝人種平等〟の主張は葬られてしまった。
日本代表の牧野伸顕は、
「各案件の採決は多数決が原則だったではないか」
と執拗に抗議したが、ついに覆ることはなかった。

米国では、激しい人種差別を受けていた当の黒人たちが、
日本の提案に期待を寄せていたが、賛成多数であったにもかかわらず、
自国ウィルソン大統領の議長裁定によって法案が葬り去られたことに怒り、
全米各地で黒人暴動が発生したという。


おい、傲岸不遜な白人どもよ、
君らはそんなに偉いのかよ?


←このネオナチ風のバカっぽいあんちゃんは、
人類の祖先が黒人で、その黒人が5000年かけて
白人になった、という科学的事実を知らないんだろうな。
もっというと黒人の劣性遺伝、つまりアルビノ
(色素欠乏症、通称白子)が白人種なわけ。
なに? White Pride(白人の誇り)だって?
白い生焼けのふにゃふにゃパンがそんなに旨いのかよ。
白人至上主義だか何だか知らないけど、
いきがってばかりいないで、
少しは科学と歴史を勉強するこった。















4 件のコメント:

木蘭 さんのコメント...

しまふくろうさま、おばんです。

おばはんの木蘭でございます。


もうおねむの時間なのにパソコンに向かっているものですから、ちょいと訳の分からない事を書くかもしれませんがあしからず。(笑)

「人種差別を無くそう」と言ったのは日本が初めてだったと聞きました。

だいぶさかのぼりますが、
日本が建国される際、神武天皇は「天の下に住む者が家族のように仲良く暮らせる国にしよう」と仰せになりました。

また明治天皇は、
「よもの海 みなはらからと思ふ世に など波風のたちさわぐらむ」
(四方に広がる海で繋がっている世界の人々とはすべて兄弟のように思うのに、なぜ争いという波風が立ってしまうのであろう)と歌をお読みになりました。

日本人の奥底には、
「世界はひとつ。人類はみな兄弟」
・・・笹川さんじゃありませんが(笑)、そんな精神が流れているものと思います。


白人の残虐さは「ソルジャーブルー」という映画で嫌というほど感じました。


まことの「誇り」を持った人間には凛々しさがあるはずです。

凛々しい人には差別も悪感情もありません。

そこにはきっと、
強さと優しさ、

そしてどんな心も温かく包み込むような穏やかな微笑みがある、

そんな気がします。


ごめんなさい。
もう限界なので寝ます。(笑)

おやすみなさい。

田舎者 さんのコメント...

嶋中労さま

こんばんは!

死ぬほど暇な田舎者です。

最近、事あるごとに考えます。人種、宗教、政治とアメリカのコンプレックス。

この言葉が正しいとは思いませんが、人間(アメリカ)は植民地(支配)から抜け出し
たいのではないでしょうか。現在でも心の奥底に刻まれているのかもしれません。

人種の進化(この言葉は正しくないような気もしますが)によって新しいものが優れて
いると勘違いしているのです。アメリカはイギリスへのコンプレックスにより日本を
大東亜戦争へと導いたのです。イギリスのコンプレックスはローマ。ローマ・・・
コンプレックスがあるからまた逆に植民地を作ったのかもしれません。

ユダヤ人が迫害によってノーベル賞を数多く受賞したように、皆自分の今を守りたいだ
けなのかもしれません。

今後、日本は何をすべきなのか、自分にできることは何かを死ぬまで考えてみたいと思
います。永遠の宿題の一つにさせていただきます。

『かもしれません』を繰り返してしまう語学力、表現力に乏しい百姓でした。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

木蘭様
おはようございます。

お疲れのところ、コメントをいただき、
ありがとうございました。

世界中の人たちが、笹川会長みたいに
「人類はみな兄弟」と思ってくれればいいのですが、それこそ百年はおろか千年河清を俟つ、
という感じではないでしょうか。

「士農工商エタ非人」ではありませんが、
白人が黒人を差別すれば、黒人はアジア人を
差別する。そしてまたアジア人は……とキリ
がありません。

人間はそうやって他人を差別することで、
なんとか心のバランスを保っているのかもしれません。

差別行為そのものは人間として恥ずべき、
うす汚い行為ですが、一人一人が努力すれば、
克服できる可能性はあります。

その1つの方法は歴史を学び、複眼的思考、もしくは価値を相対化させる術を身につけることです。白人は5000年かけて白くなった黒人の
成れの果て、などという知識も「価値の相対化」の1つでしょうね。おれは白人だ、と力みかえっていることがアホらしくなります。

人間は愚かでか弱い動物です。
恐らくこの社会から差別がなくなることは
永久にないでしょう。もし地球外生物が地球を
襲ってきたりしたら、白いのも黒いのも黄色いのも、みんなで力を合わせ、それこそ「人類はみな兄弟」が実現するでしょうが、当分、そんな事態にはなりそうもないですし……(笑)。

あと半年もすると、白人留学生がわが家に来て、半年間、寝食を共にします。同じ釜のメシを食えば、「なんだ、イエローマンキーも同じ人間じゃないか」と分かってくれると思います。毎食、主食はバナナにいたします(笑)。

ROU.SHIMANAKA さんのコメント...

死ぬほどおヒマな田舎者さま

田舎者さんはマジメな方だから、
「自分にできることは何かを死ぬまで考えたい」
などとおっしゃる。「永遠の宿題にしたい」とも
おっしゃいます。

根がマジメなんですね。

日本人は世間知らずのお人好しで、
隣人には善意で接しますが、腹黒い隣人たちは
時に恩を仇で返したりします。

世界は「性悪説」で成り立っていますが、
日本だけが「性善説」を唱えています。
振り込め詐欺がなくならないのも、
日本人自身がすぐ人を信じてしまう性善説の
信者だからです。

じゃあこれからは性悪説に宗旨替えし、
「人を見たら泥棒と思え」を実践しようとしても、なかなか身につかないでしょうね。

ボクは日本人のお人好しを世界に冠たる〝美徳〟だと思っています。ボクたちが世界に合わせるのではなく、世界がボクたちの基準に合わせればいいのです。

思うに、21世紀は「日本の世紀」になると確信しています。価値を相対化させていくアニミズムの国ニッポンが、世の係争を解決する上で、
重要な役割を演ずるのです。

そのうち、「死ぬほどヒマ」などとは言ってられなくなりますよ、きっと。